・真面目に働いている人がやる気をなくしている
・真面目な人ほど辞めていく気がする
・自分は職場で真面目な方だから損する場面が多い
このような悩みや不安を抱えていませんか?
こんにちは。転職を7回以上繰り返し、キャリアアップして成り上がってきた転職上級者です。今回は、真面目な人ほど辞める理由について解説していきますね。
辞める人に真面目な人が多いと思いませんか?
あなたも含めて、真面目な人に該当する人がいたら、職場環境によっては辞めていくのは時間の問題かもしれませんね。
仲の良い人が辞めるかもしれないと考えると少し不安になりますよね。
もし、あなたが真面目な人なら職場で様々な苦労をしているかもしれないので、職場での立ち回り方を考え直してみるものよいですね。
この記事では、真面目な人が辞めるのはなぜなのか、辞めていく理由や職場で真面目な人の特徴についてみていきます。
真面目な人ほど辞めるのはなぜなの?
仕事を断れないので残業が多く疲れている
真面目な人の中には、仕事を断る勇気がなくてはっきり断れない人もいます。
引き受けてしまった仕事は終わるまで頑張ろうとするので、仕事を断れないために残業が多くなる傾向にあります。
一度引き受けた仕事の断り方を知らないので、できない仕事を断ることや仕事を引き受けないようにする立ち回りが苦手です。
同僚から依頼された仕事は断れることがあるかもしれませんが、上司からお願いされた仕事は無理をしてでも引き受けてしまいます。
真面目なのでうまく断れない性格なのです。
そのため、疲れがピークに達して辞めることになるのです。
上司が上手に仕事量を調整してあげたり、毎日残業で辛そうなら仕事を依頼しないように配慮してあげないとそのうち倒れてしまうかもしれませんよ。
難しい仕事もできて当たり前だと思われて苦痛
真面目な人は仕事をそつなくこなすような印象があります。
そのため、少しくらい難しい仕事もできて当たり前の人だと思われやすいのです。
当然、真面目だから難しい仕事ができるというわけではないので、出来て当たり前という考え方は間違っています。
断ろうとすれば上司から、パワハラとして言ってはいけない言葉「やって当然のしごとだ!」とか「仕事のストレスは当たり前だ!」などと発言が出てくるのです。
部下の気持ちがわからない上司だと、出来て当たり前の考えで褒められないから、仕事が理不尽に思えて苦痛になります。
仕事を褒めてもらえないと、真面目に仕事を頑張っているのに不満が溜まっていき、やる気をなくして辞めることになるのです。
責任の重い仕事を任されやすいからプレッシャーになる
責任のある仕事は怖いですよね。
会社では期待される人とされない人がいますが、真面目な人はどちらかというと期待される側の人です。
つまり、期待されるので責任の重い仕事を任されやすいということになります。
特に経験のない仕事を任される不安は、仕事の責任からストレスが溜まりますよね。
上司から仕事のプレッシャーをかけられることでとてもしんどい状況になってしまいます。
もし失敗したら、今まで評価される部下だったのに評価されない部下になってしまうので、本当は仕事を任されたくないと思っています。
真面目に働いて信頼される部下として評価されていたのに積み上げてきた信頼が一気に崩れ去ってしまう可能性が出てきてしまいます。
仕事の失敗は同僚にも迷惑をかけることになるので、仕事の荷が重いし責任に耐えられなくなります。
自分の評価に対してもプレッシャーがあるので、ミスしたらどうしようとか考えるだけで辛くなり辞めることを考えてしまうのです。
空気が読めるので業績不振などには敏感
真面目な人は空気が読めるので、職場の雰囲気や上司の態度が変わったらすぐに変化を感じることができます。
真面目な人は周りが見えているので仕事や人間関係などにおける細かい変化にも敏感です。
会社の業績不振が始まりだしたら会社の仕事への取組み姿勢も変わってくるので、今までよりも仕事がやりづらいと感じれば、もしもの時に備えて転職活動を始めてようと考える人もいます。
この先どうなるのかを真面目に考えるので、このまま働き続けてもメリットがないと思えばタイミングをみて「辞める」という行動に移します。
真面目なので迷惑をかけないように配慮することができます。
頑張っても昇給しないと思ったら辞めることを考える
真面目に頑張って働いても昇給しなければ、誰でも転職を考えますよね。
独身ならまだいいかもしれませんが、結婚して子供がいるような人だと家族を養う責任があるため昇給して給料がアップしていかない職場ではいつまでも働き続けることはできません。
頑張って働き続けることのモチベーション維持は定期昇給ではないでしょうか。
仕事で成果を出しても昇給がないとモチベーションは下がっていくし、毎年昇給の時期になると「どうせ昇給しないに決まっている」と憂鬱になってしまうかもしれません。
真面目な人が損をする部分なのですが、他の同僚も頑張っているのに自分だけ昇給の交渉をすることは良くないことだと思って、昇給のお願いをしないまま諦めて辞めることを考えてしまうのです。
仕事で成長できない環境だと感じたら次を探す
真面目な人は仕事に一生懸命で自分の成長も真剣に考えている人が多いです。
今の会社じゃ成長できないと感じれば、今よりも成長できる環境を求めて辞めることを考えます。
急に仕事で成長できないから辞めたいと思うことはなく、1年や2年は働きながら様子を見つつ、結果として仕事で成長した実感が湧かなければ「成長できない環境」という判断をします。
根が真面目だと仕事が暇で成長できない会社の場合は、今よりも忙しくなりますが、厳しい環境で成長したいと思い、自分を成長させられる挑戦できる職場環境を探します。
真面目ではない人だと仕事が暇ならのんびり働けばいいやとなりますが、真面目な人だと楽観的に考えることはしません。
真面目な人ほど退職する理由とは?
真面目な人は、どのような理由で退職しているのか気になりませんか?
そこで、厚生労働省のアンケート結果から、退職理由となる回答に的を絞り再集計してみました。
男性、女性それぞれの結果を見てみましょう!
男性の退職理由(正規)
「能力・実績が正当に評価されない」、「給与・報酬が少なかったから」という評価や収入面の退職理由がそれぞれ16%となり、退職理由の上位になっています。
また、「自分の希望する仕事ではなかった」、「労働時間が長かった・休暇が少なかったから」という労働環境に対する退職理由がそれぞれ14%と高くなっています。
参考:厚生労働省「第6回21世紀成年者縦断調査(国民の生活に関する継続調査)結果の概況」
女性の退職理由(正規)
「能力・実績が正当に評価されない」、「給与・報酬が少なかったから」という評価や収入面の退職理由がそれぞれ17%となり、退職理由の上位になっています。
また、「自分の希望する仕事ではなかった」、「労働時間が長かった・休暇が少なかったから」という労働環境に対する退職理由がそれぞれ13%と高くなっています。
参考:厚生労働省「第6回21世紀成年者縦断調査(国民の生活に関する継続調査)結果の概況」
男女ともに上位を占めたのは、「能力・実績が正当に評価されない」、「給与・報酬が少なかったから」、「自分の希望する仕事ではなかった」、「労働時間が長かった・休暇が少なかったから」という退職理由になります。
その他、「人間関係がうまくいかなかったから」、「通勤時間が長かったから」、「一時的・不安定な仕事だったから」、「事業又は会社の将来に不安を感じたから」という退職理由になりました。
真面目な人はこれらの退職理由で、転職をしているのです。
真面目で損をすることが多い職場なら転職も視野に入れよう
もし、あなたが真面目で損をしていると思う職場なら、周りの人のことは気にせず、あなたにとって今の職場で働くことにメリットがあるのかを考えてみましょう。
真面目に働くことで、しっかり評価される会社なら良いのですが、真面目な人が損をするような職場だとしたら日々あなたに負担がかかる環境になっていると思います。
自分を大事にしたいし、能力を活かしていきたいと思ったら転職を考えてみてもいいかもしれませんね。
転職エージェントに相談すると、あなたに合った会社を紹介してくれます。
真面目な人の特徴には何があるの?
真面目なのでまともな人が多い
真面目なので性格的にまともな人が多いです。
特徴として挙げるなら感情の起伏が激しくなく、一般常識を兼ね備えていて、人の気持ちも理解できる人です。
仕事では手抜きをしたり、不正をすることを嫌うので正義感も持っています。
仕事で何か困ったことがあったときには相談相手に選びたいと思える人ですね。
信頼できる反面、羽目を外すことがなので仕事以外の面で言うと固すぎて少し真面目でつまらない人もいます。
そのためか、社内イベントなどの行事ではあまり目立たないタイプかもしれません。
真面目な人に優秀な人が多い
真面目な人は優秀な人が多いと感じます。
仕事に真面目なので、仕事でわからないことがあればしっかりメモをとったり、わかる人にわかるまで教えてもらうように努力することができます。
人によっては自己成長のために投資して、ビジネススクールに通ってビジネスマンとしての能力アップをする人もいます。
お金をかけない人でも平日の帰宅後に睡眠時間を削って参考書で勉強したり、休日も休まず勉強や平日に終わらなかった仕事を片付ける人もいます。
そのような生活を続けていると毎日仕事と勉強の繰り返しになるので、自然とスキルアップして社内の中では優秀な社員の部類に入っていくようになります。
真面目な人は努力できる人でもあるので優秀な社員になる可能性が高いのかもしれません。
真面目な人に仕事が集中しやすい
真面目な人は仕事を投げ出すことがないので信頼できます。
仕事もできるの人でもあるので難しい仕事も依頼しやすいですよね。
真面目で仕事ができる人なので、時には仕事が集中しすぎて周りが心配することもあると思います。
真面目な人は上司や同僚が困っているときに仕事を依頼されると断れない性格をしています。断れないというよりも、自ら協力的に仕事を引き受けようとしてくれるいい人なのかもしれません。
普段のこのような行動が同僚からの信頼を獲得することにつながり、いざというときは仕事を依頼されやすくなるのです。
依頼されている本人は同僚からの信頼の眼差しの中、忙しく仕事をすることに満足している人は多いと思います。
普段から大人しい人が多い
真面目な人って落ち着いている人が多いと感じます。
人前に立って一番手で仕事をするよりも、一歩引いて二番手三番手の位置で頑張っているように思います。
大人しい人は仕事が受身として受け取られる場合がありますが、真面目なので仕事は積極的にこなします。
ただ単に大人しい性格なだけだとつけこまれていじめに遭う場合もありますが、仕事ができるのでその心配はありません。
大人しい性格が悪いわけではありませんが、会社がノリの良い雰囲気だと大人しい人はつまらないという理由で嫌われてしまうこともあります。
真面目な人の中には仕事もできてノリも良いという人もいるので全てに当てはまるわけではありません。
仕事は規則正しくルールを守る
真面目な人は会社で決められたルールを絶対に守ります。
真面目ではなくても会社のルールならば全員が守るものですが、遅刻をしないように朝は余裕があり過ぎるくらい早く出社していたり、すれ違う同僚にはしっかり挨拶ができます。
提出物なども漏れなく対応して、周りの人が提出忘れをしないように声をかけたりします。
有給休暇の使い方も真面目なせいか、ゴールデンウィークの連休の合間の平日や年末年始の連休につなげて取得しないようにするなど仕事に支障が出たり、同僚に負担をかけないように配慮します。
社内の規則を守れなかったときは素直に謝ることができます。
また、体調が悪いときでも打ち合わせなどがあれば無理をして出社してきます。
周りからすると「休めばいいのに」と思う場面もちらほら見受けられます。
同僚からすると少し不器用な人に見えるかもしれません。
真面目な人は嫌われることがある
真面目だとなぜか人に嫌われる人もいます。
職場だと仕事に熱心なので嫌われるのかもしれません。
どういうわけか嫌われる人ほど仕事ができるので、真面目な性格から正論を言うことが多く、もしかしたら仕事ができない人にはキツイ言葉になってしまうのかもしれません。
特に仕事に対して不真面目にしている人を見ると注意したくなってしまい、注意された人から嫌われてしまうのかもしれません。
仕事ができない人は仕事ができて同僚から評価されている人を妬んだりする人もいます。
真面目に働いている本人としては「真面目に仕事しているのに・・」と思うので何故か嫌われることに辛い思いをして過ごしています。
真面目過ぎる人はうつになりやすい
真面目過ぎるとうつになることもあるかもしれません。
やはり真面目なので、与えられた仕事は責任をもってきっちりこなすので肉体的にも精神的にも辛くても頑張ってしまいます。
例えば、体調が悪くても無理して出社して残業までして頑張ってしまったり、仕事に対する不満を一切口にしなかったりします。
怒られた場合は不真面目な人に比べると真正面から受け止めすぎるので、注意されたことにたいして大きな心のダメージを受けてしまいます。真に受けすぎというのが当て嵌まるかもしれません。
短期的には耐えることができたとしても、数年間耐え続けていたら自分を追い込むことになり、いつか心が折れてしまいます。
真面目な人の中でも自分の意見を言う勇気がない人は抱え込みやすいのでうつになりやすいかもしれません。
まとめ
真面目な人ほど辞めるのはなぜなのか、職場で真面目な人の特徴について解説しました。
真面目な人ほど辞めるのは、仕事に一生懸命で責任の重い仕事を任されたり同僚のサポートなど負担が大きいことが考えられます。
不満に思っていても面と向かって言えないので抱え込んでしまうというのも精神的な負担になっているのかもしれません。
もし職場に真面目な人の特徴に当て嵌まる人がいたら、仕事や精神面で気を遣ってあげると辞めないでくれるかもしれませんよ。