部下の退職サインを見逃す上司!相談なしに退職されて後悔しても遅い

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部下の退職サインを見逃すな!相談なしに退職されて後悔しても遅い
会社員

・部下の不満や退職のサインに気が付くことができない
・自分のマネジメント力が足りないのではないかと不安に感じる
・部下の退職を防止する方法や対策がわからない

このような悩みや不安を抱えていませんか?

やす先輩

こんにちは。転職を7回以上繰り返し、キャリアアップして成り上がってきた転職上級者です。今回は、部下の退職サインについて解説していきますね。

実は、部下の退職サインに気が付き、退職を防止するのは簡単にできてしまうのです。

なぜなら、普段の仕事の中で「退職のサイン」はチラホラ出ているからです。

部下が退職の意思を固める前に、退職のサインに気が付くことさえできれば、いくらでも対処可能なのです。

でも、退職しそうな部下のサインがわからないし、見落としてしまうと不安になるかもしれません。

大丈夫です!仕事を辞めたいと思っているときの行動や態度はだいたい同じになるからです。

この記事では、退職の兆候とも考えられる部下の退職サインにどのようなものがあるのか、どのようにマネジメントをしていけばよいのかについて紹介しています。

この記事を参考にすると、部下の退職のサインに気が付けるようになって、退職者が減るようになるかもしれません。

退職者が減れば、あなたのマネジメント能力が社内で評価されるようになるかもしれませんよ。

目次

部下の退職サインは毎日出ている

部下の退職サインは日々の業務で出ています。

職場では各自の業務に夢中になっていたり、他人に無関心なことも多いため見逃してしまうことがあります。

部下の管理を部下に任せるという会社もありますが、あなたが管理職であればマネジメント対象になっている部下の様子は毎日確認しないといけません。

部下から報告を受けなければ気が付けない状況がまずいのです。

遠目で見ているだけでは小さな退職のサインには気づけない可能性があります。

人によってはわかりやすく雰囲気に出ている人もいるかもしれませんが、全員がそうとは限りません。

部下の退職のサインを見逃さないためにも「会話をする」コミュニケーションをとることが大事です。

見逃してばかりいると、転職が盛んな時期に一気に部下が辞めてしまうかもしれませんよ。

一般的な退職理由とは?

周りの人は、どのような理由でやる気をなくし、退職しているのか気になりませんか?

そこで、厚生労働省のアンケート結果から、やる気をなくす職場の退職理由となる回答に的を絞り再集計してみました。

男性、女性それぞれの結果を見てみましょう!

男性の退職理由(正規)

「能力・実績が正当に評価されない」、「給与・報酬が少なかったから」という評価や収入面の退職理由がそれぞれ16%となり、退職理由の上位になっています。

また、「自分の希望する仕事ではなかった」、「労働時間が長かった・休暇が少なかったから」という労働環境に対する退職理由がそれぞれ14%と高くなっています。

男性の退職理由(正規)ランキング

参考:厚生労働省「第6回21世紀成年者縦断調査(国民の生活に関する継続調査)結果の概況

女性の退職理由(正規)

「能力・実績が正当に評価されない」、「給与・報酬が少なかったから」という評価や収入面の退職理由がそれぞれ17%となり、退職理由の上位になっています。

また、「自分の希望する仕事ではなかった」、「労働時間が長かった・休暇が少なかったから」という労働環境に対する退職理由がそれぞれ13%と高くなっています。

女性の退職理由(正規)ランキング

参考:厚生労働省「第6回21世紀成年者縦断調査(国民の生活に関する継続調査)結果の概況

男女ともに上位を占めたのは、「能力・実績が正当に評価されない」、「給与・報酬が少なかったから」、「自分の希望する仕事ではなかった」、「労働時間が長かった・休暇が少なかったから」という退職理由になります。

その他、「人間関係がうまくいかなかったから」、「通勤時間が長かったから」、「一時的・不安定な仕事だったから」、「事業又は会社の将来に不安を感じたから」という退職理由になりました。

これらの退職理由で多くの人が、転職をしているのです。

常に部下は退職をする可能性があると思っておきましょう。

部下からこれらの退職サインが出ていたら退職の前兆

部下からこれらの退職サインが出ていたら退職の前兆

部下の出社時間が遅くなってきている

始業時間が9時だとして、今までは8時45分までには出社して着席していたのに、最近は8時55分くらいに出社するようになったら退職のサインかもしれません。

何かの原因で朝が辛くなっているのか、仕事に対するモチベーションが下がってしまったために出社時間が遅くなってきているのかもしれません。

時間で判断することもできますが、その人が今までと違う行動になっていることを気にしましょう。

部下の出勤時の服装が変わった

私服出社の会社であれば、変化がわかりやすいです。

男性が転職活動をしている場合は、私服だったのがスーツの日が増えてくることがあります。お客さんとの会食だとかセミナーに参加するから等いろいろと言い訳はされると思いますが、確実に心境の変化が出ています。

女性の場合も転職活動をしてる場合は、いつもよりも落ち着いた服装になっていたり化粧がいつもより丁寧になっていることがあります。夜に合コンがあるので等とごまかされやすいですが見落とさないようにしましょう。

部下が体調不良を訴えることが増えてきた

以前と比較して体調が悪いという発言が増えてきたら要注意です。

本当に体調を崩している場合も、今の職場環境が良くないのが原因で引き起こされているかもしれません。

理由はどうあれ体調不良を訴えてきたら、休みがちになって休職の申し出がきたり、体調不良を理由に退職の申し出が来るかもしれません。

体調不良ではないのに体調不良のような振る舞いや雰囲気を醸し出している場合は、今の仕事に明るい未来を感じていなかったり不満があってやる気が出ていないだけかもしれません。

部下が有給をコンスタントに使うようになった

有給消化率が高くない部下がある日を境に有給をコンスタントに申請してきたら、退職準備として受け取っても良いかもしれません。

このようなことが考えられます。

  • 有給を取得して転職活動をしている
  • 退職するかどうかをゆっくり考えるために有給を取得している
  • 退職するときに全て消化できないので事前に使い始めている

ゴールデンウィークや年末年始付近で大連休にするために有給を取得するなら問題なさそうですが、何もない平日に有給をコンスタントに取り始めたら退職のサインかもしれません。

結婚して生活のリズムが変わった

結婚するとワークライフバランスを意識するようになります。

今までは遅くまで残業することができても家族ができるとプライベートも大事にしないといけません。

結婚をきっかけに今の会社の給料だと生活が厳しかったり、勤務時間が合わなくなってしまうことも考えられます。

住んでいる場所も変わる可能性があるので、通勤距離や時間が悩みになることも考えられます。

部下が定時後すぐに帰宅するようになった

ほどほどに残業していた部下が定時で帰宅する日数が増えたら疑ってもよいです。

何か新しい趣味や習い事を始めたとも考えられますが、転職活動の可能性があります。

平日の夜にしかできないことを考えると面接や転職エージェントへの相談などが考えられます。

あとは今の業務にやりがいを感じなくなってしまって、残業してまでやる仕事ではないと考えるようになった可能性もあります。

部下とコミュニケーションをとっていれば理由はすぐにわかりそうですね。

部下が仕事をつまらなそうに対応している

以前よりも仕事中に覇気がなくなったり、打合せでも発言や提案が減ってきたら注意しましょう。

何年か働いていると仕事はできるようになってくるし、今よりも上を目指したいという前向きな理由から現状に不満を抱く人もいます。

何らかの理由で仕事に対するモチベーションが下がっていることは確かです。

今後のキャリアを悩んでいるのかもしれないので声をかけてみてもいいかもしれませんね。

部下の成果が出なくなってきた

仕事で成果が出せなくなってきた部下も注意が必要です。

社内の評価は相対的にされることが多いので、成果が出せない状況が続いていると今の仕事を続けていく自信を失っていきます。

成果が出せなければ評価が下がり、給料やボーナスも下がりますよね。

他に自分に向いている仕事があるのではないかと考え始めてしまうかもしれません。

現在の業務と関係ない仕事の話で目を輝かせている

他社の事業やサービスの話をするようになったら、今の会社の仕事に対する興味が薄れてきている可能性があります。

中堅社員くらいになってくると仕事ができる人も多いので、他の会社で自分の力を試したくなる人もいます。

何か新しいことにチャレンジすることは良いことなので、今の会社でそのやる気を生かしてあげることができれば、退職を防止できるかもしれません。

査定前と査定後で業務態度や発言に変化がある

査定後に態度が変わった場合は、本人が期待していたほど評価がされなかったことが原因として考えられます。

査定は多い会社で年2回です。年1回の会社もあるので査定で思った通りの評価がされなかった場合は一気にやる気が失せてしまいます。

次の査定も期待しなくなってしまいます。

業務態度や発言に変化を感じたら、まずは不満に思っていることを聞いてみましょう。

評価結果に納得がいけば、以前と同じような業務態度に戻るかもしれません。

社外での自主的なビジネス活動を始めだした

副業を認めている会社も増えてきています。

本業よりも副業が軌道に乗ってきて楽しいと思い始めたら辞めてしまう可能性があります。

副業以外にも社会人のビジネスサークルを立ち上げて勉強会を始めたりする人もいます。
社外活動が活発になるのは起業のための人脈作りかもしれません。

辞めていく人って主体的な人が多いので、本業以外で活動している人は転職よりも起業して行く人が多いです。

悪いことではありませんが、辞めていくサインの一つとして捉えてよいでしょう。

部下の退職サインに気が付かなければ退職の申し出前に相談はない

部下の退職サインに気が付かなければ退職の申し出前に相談はない

部下から上司への相談は厚い信頼関係がなければ、まずないと思っていいでしょう。

部下の立場からしたらマネジメントされているわけだし、自分から相談に行かなくても気が付いて声をかけてほしいのです。

退職を検討している期間に声をかけられなかったら、部下は「自分はどうでもいい人」、「必要とされていない人」と勝手に思い込んでしまい退職準備を加速的に進めてしまいます。

最近何か様子がおかしいなと思ったらすぐに声をかけて話をきいてみてください。

上司の立場であれば「待つ」のではなく、自分から「行く」ようにしましょう。

解決できる悩みであれば部下が退職することを防ぐことができて上司であるあなたの社内の評価や信頼を守ることにつながります。

部下の変化に気が付けない時点でマネジメントは失敗している

部下の退職につながるサインに気が付けない時点でマネジメントは失敗しているし、チームビルディングも失敗していると言えるでしょう。

退職者が多い会社のマネジメントに多いのが仕事(タスク)のマネジメントしかしていないことが多いです。

とにかく仕事がまわせるように部下に割り振りして、あとは売上目標の達成状況を管理しているだけ。

逆に退職者が少ない会社のマネジメントに多いのは、仕事は部下を信頼して全面的にバックアップしながらも任せていて、特徴的なのは毎週部下一人一人と30分以上の面談をしていることです。

直接顔を見て話をすることで、仕事での悩みやプライベートでの悩みを打ち明けてもらえる可能性があります。

毎週繰り返し面談することで回数を増すごとにプライベートの話や相談が増えてくるようになります。もちろん信頼されていなければ形式的な面談で終わってしまいますので注意が必要です。

相談を受けたら一緒に解決方法を考えてあげることで信頼度がアップして退職前にも相談がしやすくなります。

部下の退職のサインに気が付くためにはこまめにコミュニケーションをとることが必要です。

部下とコミュニケーションをとるのが苦手というのなら、管理職は向いていない可能性があります。

残された部下の退職サインを見逃すと退職の連鎖を防げない

一人の部下の退職サインを見逃すということは、他の社員の退職のサインを見逃すということです。

辞める人の理由が共通している場合、タイミングが悪ければ同時に何人も辞めてしまうことも考えられます。

辞める人同士は結束しているつもりが無くても、転職では4月入社、5月入社、9月入社で転職しやすいタイミングなので重なってしまえば現実的には起こりうる事態です。

部下の退職の連鎖を防ぐには、一人一人に合わせた働き方の改善や抱えている悩みの解決に取り組むような姿勢が必要なのではないでしょうか。

辞めてしまった部下が「いい人」や「優秀な人」だと残された社員が動揺します。

不安から転職を考えだす人も出てくるので、キーマンになっている部下のマネジメントはしっかり行いましょう。

部下に退職されて後悔しないようにマネジメントを見直す

もし退職してしまった部下がいたのなら、しっかりと退職理由を確認しておきましょう。

残された部下に辞められないためにも改善に向けた姿勢や行動で示しましょう。

辞めてしまったことはとても残念ですが、前向きに捉えれば職場環境を改善するチャンスでもあります。

例えば、定期的に部下からアンケートをとり、悩み事として多かったものを取り上げ全員で改善に向けてディスカッションをする。という会議を定期的に開催することで職場環境の改善意識が部下にも芽生えて、退職する前に今の職場に残ることも検討させることができるかもしれません。

部下としっかりコミュニケーションをとっていれば、退職の引き止めができるかもしれませんね。

まとめ

部下の退職サインを見逃すな!相談なしに退職されて後悔しても遅いについて解説しました。

退職のサインは人それぞれ異なります。

部下をしっかりマネジメントできていれば退職のサインに気が付くことの方が多いので、退職を決断されないように日々、コミュニケーションをとってマネジメント業務を遂行しましょう。

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