・いい人が辞めて職場の雰囲気が悪くなった
・仲の良い人が辞めてしまったから転職しようか迷っている
・最近退職者が増えているから不安になってきた
このような悩みや不安を抱えていませんか?
こんにちは。転職を7回以上繰り返し、キャリアアップして成り上がってきた転職上級者です。今回は、職場のいい人が辞めていく理由について解説していきますね。
実は、職場のいい人が辞めていくのは当たり前のことで、どこの職場でもいい人は辞めていくのです。
なぜなら、いい人は性格も良くコミュニケーション能力が高いので面接では好印象で転職しやすいですし、仕事ができる人は即戦力として評価されるので転職しやすいからです。
あなたが不安を感じるのは、今の職場に残り働き続けようと思うから、いい人が辞めていくことが不安になってしまうのだと思います。
この記事では、中堅社員のいい人が辞める理由や中堅社員が辞めていく職場が危険な理由について解説をしていきます。
この記事を読むと、あなたの周りのいい人や仕事ができる中堅社員が辞めていったときにどのようなリスクがあり、あなたが転職をするべきか、このまま残って働き続けるべきかを判断しやすくなりますよ。
「職場でいい人」に該当する人
- 物腰が柔らかく穏やかな性格の人
- 誰に対しても謙虚な姿勢の人
- 仕事は優秀でみんなのサポートができる人
- 同僚と人間関係がよく悪口などを言われない人
- 上司の言うことに嫌な顔をせず素直に従う人
このような特徴に当てはまる人は職場ではいい人として扱われていることが多いですよね。
性格も穏やかなので攻撃性がなくとっつきやすいというのが一番良い人オーラを出しているポイントではないでしょうか。
それでいて周囲に対して協力的な発言や行動ができるというのも職場でいい人扱いされる要因かもしれません。
このようないい人が辞めてしまったら職場の雰囲気が変わったり、仕事が捗らなくなるかもしれないですね。
いい人ほど辞めていく理由として考えらえること
いい人ほど立ち回りが上手く苦労をしているのです。
職場でいい人になっているということは、自分の立ち位置を理解したうえで、自分がどのような態度や行動をすれば周りの同僚とトラブルなく円満に働けるかを考えることができるのです。
やりたくもない仕事も頼まれれば嫌な顔をせず引き受けてくれます。
打算的とも考えられますが、物事をよく考えて大人の振る舞いができる人ですね。
人間関係のトラブルを避けたくていい人を演じている人も多いので、実は精神的にストレスを溜めていたり疲れている人も多いのです。
いい人は気遣いができるので、相手が何を考えている人なのかや本性を見抜くことができます。
そのため、この職場で働き続けても人間性に欠けた人間が沢山いて、自分にとって良い方向に改善することはないし、話し合うだけ無駄な職場環境だと判断することもできてしまいます。
要領も良いので、職場に不穏な何かを感じ始めたら、こっそり転職活動を始めていたりします。
厚生労働省の退職理由アンケート結果
周りの人は、どのような理由で退職しているのか気になりませんか?
そこで、厚生労働省のアンケート結果から、退職理由となる回答に的を絞り再集計してみました。
男性、女性それぞれの結果を見てみましょう!
男性の退職理由(正規)
「能力・実績が正当に評価されない」、「給与・報酬が少なかったから」という評価や収入面の退職理由がそれぞれ16%となり、退職理由の上位になっています。
また、「自分の希望する仕事ではなかった」、「労働時間が長かった・休暇が少なかったから」という労働環境に対する退職理由がそれぞれ14%と高くなっています。
参考:厚生労働省「第6回21世紀成年者縦断調査(国民の生活に関する継続調査)結果の概況」
女性の退職理由(正規)
「能力・実績が正当に評価されない」、「給与・報酬が少なかったから」という評価や収入面の退職理由がそれぞれ17%となり、退職理由の上位になっています。
また、「自分の希望する仕事ではなかった」、「労働時間が長かった・休暇が少なかったから」という労働環境に対する退職理由がそれぞれ13%と高くなっています。
参考:厚生労働省「第6回21世紀成年者縦断調査(国民の生活に関する継続調査)結果の概況」
男女ともに上位を占めたのは、「能力・実績が正当に評価されない」、「給与・報酬が少なかったから」、「自分の希望する仕事ではなかった」、「労働時間が長かった・休暇が少なかったから」という退職理由になります。
その他、「人間関係がうまくいかなかったから」、「通勤時間が長かったから」、「一時的・不安定な仕事だったから」、「事業又は会社の将来に不安を感じたから」という退職理由になりました。
これらの退職理由で多くの人が、転職をしているのです。
辞めて正解と思える会社なら転職活動を始めよう
中堅社員でいい人が辞めてしまうとなると危ない会社である可能性は高いです。
なぜかというと、中堅社員くらいの年齢になると転職にリスクが伴います。
そのリスクを背負ってまで辞めるという決断をしたことが今の会社の危険性を物語っていると思いませんか?
危ない会社だとわかっていても数年経験を積んで職務経歴書を充実させられるようになってから転職をしようと考える人もいるかもしれません。
しかし、いい人がどんどん抜けていく中で良い仕事や経験は積めない可能性は高いです。
やり直すなら年齢が若いうちの方が良いです。
年齢が上がってから転職しても即戦力のプレッシャーに潰されたり、年下上司と上手くいかない人が沢山います。
辞めてしまういい人に、なぜ会社を辞めることにしたのか話を聞いてみましょう。
あなたが気が付かない、今後起こりうるデメリットを知ることができれば、辞めて正解と思える会社かもしれませんよ。
今は判断がつかなくても、今より良い会社は常に探しながら働き続けることでより良いサラリーマン人生を送ることができるかもしれませんよ。
今がマイナスなのであれば、転職することで今より必ずプラスになるはずです。
中堅社員が辞める職場はなぜ危険なのか
中堅社員は会社が今後どうなるかを知っている
中堅社員は上層部との関りがあるため、会社が将来どのようなことに取り組んでいくのが方針を知っています。
何年も働いてきているので、余程なことがないと辞めないはずです。
中堅社員が辞めるとなった場合は、近い将来、働きにくい職場になることが考えられます。
会社が合併するかもしれないですし、評価制度がガラッと変わって給料の見直しがあるかもしれません。出世の道が閉ざされてしまった可能性も考えられますし、会社が悪事を働いていることを知ってしまったということも考えられます。
いずれにせよ、辞めるに至った良くない理由があるはずです。
このままこの会社にいても意味ないってことですね。
中堅社員が抜けると仕事がまわせなくなる
中堅社員は何年か働いてきている社員なので、部下の育成をしている人もいれば高いスキルで優秀なプレーヤーとして働いている人もいます。
売上げの大半は中堅社員が稼いでいるので、中堅社員が抜けて若手だけになってしまった場合は今まで通りの仕事量をまわせないし、若手のスキル不足によってトラブルが多発したり、売り上げ減少につながります。
残された人達で辞めてしまった中堅社員分の仕事を対応しないといけないので、残業が増えたりして負担がかかります。
中堅社員が辞めてしまう前の体制を整え直すのに数ヶ月から数年かかるかもしれません。
仕事の要となる中堅社員が抜けるのは痛いですね。
同僚から慕われている中堅社員が辞めた場合は連鎖退職が発生する
社内で尊敬されている中堅社員や部下から慕われるような役職者をしていた中堅社員が辞めてしまう場合は連鎖退職する危険性があります。
あの人がいるから今まで頑張って働くことができたという人、あの人が上司だったから仕事が楽しいと思えて頑張っていた人、そのような人達が一斉に辞めてしまう引き金になります。
その中堅社員が辞めて起業するような場合は、何人か引き連れて辞めてしまうかもしれません。
人望のあるいい人が辞める場合は要注意です。
中堅社員の姿は未来の自分だと思って若手が辞めていく
もし、会社に何らかの問題があって中堅社員が辞めた場合は、残された若手が次は自分たちに何かよくないことがあるんじゃないかと思って転職を考える人が出てきます。
若手もバカではありませんので、会社の不穏な動きには敏感です。
今まで少しでも辞めようかと悩んでいた人には背中を押してしまうことになりかねません。
中堅社員が定着しない会社は印象が良くありません。
社内でも辞めた人の理由や原因について憶測が飛び交います。
下手をすると社内の誰かが風評被害に遭うかもしれません。
職場に嫌な人ばかりが残っていくのでまともな人から辞めていく
職場で何か嫌なことや良くないことがあるから中堅社員は辞めてしまうわけです。
まともな人だからこそ「この職場はやばいんじゃないか?」という危機感から会社を辞めるという決断に至ります。
つまり、観察力があり自分に降りかかる危機に気付けるようなまともな人ということになります。自分の力では覆せないことも知っています。
そのため、いち早く会社を辞めるのはまともな人で残された人の中には嫌な人やヤバい人が残りやすくなります。
上層部にいる嫌な人やヤバい人が経営する居心地の悪い会社が嫌で中堅社員が辞めていくので。
入れ替わりが激しいと人が定着しない会社になる
コンスタントに人が辞める状況が続くと、残された人も不安が大きくなり、短期間で辞める事態が増えていきます。
その結果、社員の平均在籍期間が短くなっていきます。
定着しないような会社は業界内で噂になってしまうので、経験者の採用が難しくなってしまったり、応募者が全く来なくなってしまう可能性があります。
残された人もいつまで経っても人が入社してこないので、体を壊して休みがちになったり、引継ぎをまともにしないまま退職してしまうことが考えられます。
退職の引き止めに困ったらどうしたらよい?
職場のいい人や中堅社員が辞めてしまって自分も辞めたい!と思ったときにすんなり辞めることができない場合や、辞めたいと上司に言うことが難しい場合もあると思います。
しかし、職場や同僚のことを気遣って退職のタイミングを逃し続けてしまったら、あなたにとってデメリットしかありませんよ。
あなたの仕事量が多いということは、引継ぎの問題があるので会社が簡単には辞めさせてくれない可能性がありますよね。
直接人事に退職を伝えづらいということなら、退職代行サービスを使った方が良いです。
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中堅社員は市場価値が高いから辞めていく
中堅社員が辞めるのは、実績や経歴の面で市場価値が高いから、すぐに転職先が見つかるためなのです。
もし、あなたも会社を辞めたいと考えていたり、今後辞めるかもしれないのなら、今の自分の市場価値がどれくらいあるのか知っておくことは大事です。
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まとめ
職場でいい人が辞めていく理由や中堅社員が辞めていく会社が危険だと思うことについて解説しました。
いい人ほど周りが見えているし要領が良いです。
いい人は注意深くもあるので、辞めるという行動に移したときはそれなりの理由があるときです。
いい人ばかりが辞めてしまった職場は働きにくい職場環境になることは間違いないです。
特にあなたにとって良い上司や良い先輩が辞めてしまったときは、精神的にも辛いと思います。
取り残されて苦労することがないように転職準備はこっそりと進めておきましょう。