・上司がコミュニケーションをとってくれない
・上司のことが嫌いになってきた
・上司とコミュニケーションをとる方法がわからない
このような悩みや不安を抱えていませんか?
こんにちは。転職を7回以上繰り返し、キャリアアップして成り上がってきた転職上級者です。今回は、コミュニケーションを取らない上司の特徴について解説していきますね。
あなたの会社にもコミュニケーションを取らない上司がいて、仕事がやり難くて嫌になることがあると思います。
なぜ、コミュニケーションをとらないのか、とれないのかは上司の性格によるのかもしれません。
この記事では、コミュニケーションを取らない上司の特徴や上司とのコミュニケーション不足で引き起こされる課題について解説していきます。
コミュニケーションを取らない上司の特徴とは?
上司がコミュニケーションを取りたくないという雰囲気を出している
見た瞬間になんとなくわかってしまうのですが、部下とコミュニケーションを取りたくないという雰囲気を出している上司がいます。
上司の場合は座席が部下と離れている場合があって、部下とコミュニケーションをとりたくないために、部下の近くを通ろうとしません。
部下の近くを通ると何か質問されたりして話しかけられる可能性があるからです。
どうしても部下の近くを通る場合は、うつむいたまま素早く通り過ぎたり、電話をしながら通り過ぎていきます。けっこうこのような人は多いのではないでしょうか。
部下から話しかけられないようにさりげなく対策しているのです。
座っているときも部下の方を向かいないことが多かったり、しかめっ面をして寄せ付けないような雰囲気を醸し出します。
そのような雰囲気を出されると話しかけずらいので自然と部下とのコミュニケーションは減っていきますよね。
部下と会話が続かないから話に入ってこない
コミュニケーションを取らない上司は部下と話をしていてもすぐに会話が途切れてしまいます。
部下から話しかけられても一言二言の返答しかしないので、会話をしていてもストレスを感じることもよくあります。
会話が続かない人と会話するとイライラするかもしれませんが、もしかしたら上司は会話が続かないことを悩んでいるかもしれませんね。
単に会話力がないだけだと思うのですが、会話が続かない人は相性が悪いというのもあるかもしれません。
上司は会話が続かないことを自分で理解しているので、部下たちの会話に入ることから避ける傾向にあります。
部下たちの方も上司が会話に入ってきそうになると嫌な雰囲気を出してしまうので、上司も余計に会話に参加し難くなってしまいます。
会話力がないとコミュニケーションがとれないので孤独な上司になってしまうかもしれません。
情報を共有しないことが日常茶飯事
部下に情報を共有しないというのもコミュニケーションを取らない上司の特徴です。
「情報がほしかったら自分からとりにこい」という上司の一部の人はコミュニケーション能力がないために部下の方からこさせようとするのです。
通常の使われ方としては、待ってばかりいないで自分から行動して必要な情報を集めて判断して仕事をしなさいという意味です。
上司の立場なのに情報共有しないということは、部下の仕事を円滑に進めることを考えられない上司でもあります。
上司の方から部下が必要な情報を共有できないということは、部下が仕事でミスをする原因を作ってしまう可能性があります。
部下もその情報を知っていたらミスはしなかったという場面が多々出てくるのです。
そもそも上司から重要な情報は入ってくるので、部下はそれに感づくこともできるわけがないため自分からききに行くということは難しいのです。
部下がミスをすると自分から情報をとりにこないからミスをするのだと怒ります。
情報共有しない上司はやっかいかもしれませんね。
上司が部下の目を見て話さない
上司の性格にもよりますが、会議で部下に話しかけているときや部下に仕事を依頼するときに目を見て話さない人もいます。
人の目を見て話せない人は大抵の場合、コミュニケーション能力に欠けています。
相手の目を見て話さないということは、話したことが相手に伝わっているかを読み取れないし、不快に思っているのかどうかもわかりません。
目を見て話さないことの積み重ねでお互いの考えや雰囲気が伝わらず、相手との認識にズレが生じてしまうのです。
その結果、上司と部下の関係に亀裂が入ることになるのです。
目を見て話せないのは性格が原因かもしれませんが、部下の方が仕事ができる場合は自分に自信がもてなくて憶病になってしまっているだけかもしれません。
目を見て話せないのでどこか会話がよそよそしい感じが出るのも特徴です。
部下とのコミュニケーションに悩みを持ち憶病になっている
過去に部下とのコミュニケーションで何か失敗してしまった場合は、自分のコミュニケーション能力に自信をなくして臆病になっていることもあります。
会社によっては定例ミーティングがあったり、1on1を行うことはよくあることです。
上司の立場だと部下と対面でコミュニケーションを取らなければいけない場面が沢山ありますが、部下とは深い話をせずに表面的な会話で終わらせてしまうのです。
部下と話をして不満を言われたり、部下に提案したことが否定されたりなど傷づくことが嫌なのです。
できればコミュニケーションを取るのを避けたいと思っているので、部下が相談をしようとしても話をきかないようにしているのです。
そのようなことが続くと、徐々に部下からの信頼を失っていきます。
そうなると自然と部下が寄り付かなくなるので、上司が部下と会話している姿は見かけなくなります。
部下を避けてしまい一人でいることが多い上司もコミュニケーションを取らない上司の特徴になります。
上司のコミュニケーション不足で引き起こされる課題とは?
自分の考えを押し付ける上司になる
普段から部下とコミュニケーションをとらないため、部下の考え方や性格を把握することができていません。
そのため、何か決めたりするときに部下の考えとは合わない嫌うことを提案してしまいます。
上司としては良かれと思うことなのですが、コミュニケーションを取らないことが原因でそうなってしまうのです。
部下は上司が言うことには逆らえないので、仕方なく我慢して受け入れることになります。
部下の立場からすると、いつも上司は自分のことを考えてくれないから好き放題言うし、仕事がやりづらいと思うようになってしまいます。
部下からコミュニケーションを取ろうとしても上司と意見が噛み合わずコミュニケーションを取るのが辛くなっていきます。
そうなると会社を辞めてしまいたい気持ちになってしまいますよね。
上司もだんだんその部下を嫌いになってしまうため、さらにコミュニケーションを取らない上司になっていくという悪循環になります。
コミュニケーションの取り方を間違えると部下が怒ってしまい、最悪の場合はパワハラを訴える可能性もでてきます。
仕事を教えない上司になる
コミュニケーションを取らないので部下に仕事を教えなくなります。
あくまで直接教えなくなるだけなので、他の部下に指示を出して教えさせるということはします。
直接教えるとなると、部下の能力によっては質問が多かったり、覚えるまでの間にミスしたことは尻拭いしなければいけないため面倒になります。
コミュニケーションを取る機会を増やしたくないので、はじめから仕事を教えることから避けていくようになります。
関わるとコミュニケーションを取らざるをえないというのがストレスなのです。
いつしか社内ではその上司が部下を指導している場面を見かけなくなります。
当然、部下からは信頼されなくなっていきます。
そんな中でしっかり教えてくれる人がいたら、部下からの信頼が厚いのでその人が昇格して上司の座を奪ってしまうかもしれませんね。上司交代というやつです。
他部署から見たら、この人本当に上司やっているのか?という疑問すら沸いてしまうかもしれません。
上司が部下をほったらかしにする
コミュニケーションをとらない上司にありがちなのが、「任せた」と一言だけ言って部下をほったらかしにすることです。
コミュニケーションを取らないことを目的とした任せたは危険です。
なぜなら、仕事の具体的な指示を出さないので最終的に部下がどのように仕上げるのかわからないからです。
仕事は納期があるのでやり直しをしている時間がとれないかもしれません。
そうなると品質の低いものをお客様に納品しなければならなくなり、クレームをもらってしまうかもしれません。
本当に任せたということなのでしょうけど、コミュニケーションを取らないということには変わりありません。
部下は任されたから自由に仕事を進めていたけど、最後に提出したときに上司から「これは全然ダメ」と言われてしまうとたまったもんじゃありませんよね。
結局任されたことにはならないので、今後仕事を依頼されるときは部下が断るようになってきます。
そうなると組織が崩壊して仕事が回せなくなってしまうという課題が生まれてしまいます。
部下が悩みを言わない状態になる
上司とコミュニケーションを取れないことで部下が悩みを相談しにくくなります。
悩みを相談できないということは、仕事や人間関係の問題が解決されずストレスを溜め込んでしまうことになります。
上司は頼りにならないし、今の状況は変わらないままだと悟り諦めていきます。
働きづらい職場だと思うようになってくると、仕事を辞めたい気持ちが高まってくるので転職活動を始めてしまいます。
そして、部下が突然辞めたり、辞める前に上司に相談することなく急に辞めていくことになります。
当然、信頼されていないので辞めるときの理由を本音で言ってくれることはありません。
悩みを相談されないような状態だと人材を失っていく可能性が高く、部署が崩壊したり、複数人が同時に連鎖退職するなど収集がつかなくなるかもしれません。
報連相できない組織になる
上司とコミュニケーションがとれないと課題になるのは、報連相ができない組織になってしまうことです。
報連相は、「報告」「連絡」「相談」のことです。
どれも仕事を進める上では大事なことですよね。
上司がコミュニケーションを取れない人だと、部下が報連相をしにくくなり何も上司には現場の情報が伝わりません。
現場の状況とは、突然誰かが体調を崩して入院することになって人が足りないとか、お客様が急に納期を早めて欲しいと言ってきたから毎日残業が発生しているなどです。
何か問題があったときに報連相を受けれないと上司は何も知らないため、解決に向けて動くことができません。
現場の最前線で何が起きていたのかは、大抵の場合は取り返しがつかない事態になってからです。
そのため、報連相ができない組織はいつも大きなトラブルが発生しやすい環境と言えます。
上司と部下のコミュニケーション方法とは?
上司の性格によって話す内容を変える
コミュニケーションを取れない上司とどのようにコミュニケーションをとるかという問題にはどう対処すればよいのか考えてみましょう。
人には個性があるので誰にでも同じような接し方をしてもコミュニケーションが取れるとは限りません。
上司をじっくり観察して、どのような性格の人なのかを見極めましょう。
性格に合わせて、話の切り出し方や話の内容、相談で求めるのはどこまでがよいのかを決めると上司にストレスを与えることなくコミュニケーションを取れるかもしれません。
大事なのは相手の性格を考えて接し方を変えるということです。
何度かコミュニケーションを取れるようになれば心を開いてくれて、自然体でコミュニケーションを取れる関係になるかもしれませんよ。
話すのが苦手な上司ならメールにする
コミュニケーションが苦手な上司は、直接話すよりもメールだとコミュニケーションが取れる場合があります。
上司に限らず、メールの方が上手く考えをまとめられるのでコミュニケーションを取りやすいと考える人もいます。
人見知りしてしまうような上司なら、まずはメールで相談などを繰り返してコミュニケーションを取ってみましょう。
メールなら無視されることもないと思うので、伝えたいことを伝えることができるかもしれません。自分のことを知ってもらうこともできそうです。
少しずつ会話が増えてくるようになれば、普通にコミュニケーションを取れるようになるかもしれませんよ。
居心地の悪い職場なら転職も視野に入れよう!
上司がコミュニケーションをとらないために職場の居心地が悪くなってしまうことはあります。
上司とコミュニケーションをとろうとあなたが歩み寄っても上手くいかないこともあると思います。
そのようなときは、我慢して今の仕事を続けるのか、転職して働きやすい職場に行くのかを考えることになると思います。
良い会社とは、結局のところ直属の上司との相性だと思うので、今後も今の上司が変わりそうにない場合は転職することで働きやすい環境を手に入れることができるかもしれません。
まとめ
コミュニケーションを取らない上司の特徴やコミュニケーションを取らないことで引き起こされる課題について解説しました。
本来、上司がコミュニケーションを取らないということ自体が問題なのですが、いろいろな人がいるので、相手によってコミュニケーションの取り方を考えてみましょう。
上司の責任で大きなトラブルが発生するかもしれないので、他の上司にもコミュニケーションが取れないことで困っていると相談しておきましょう。
何かあったときに助けてくれるかもしれませんよ。