・親族経営の社長が会社をダメにしている
・社長のモラルが低くて仕事に行きたくない
・ダメな会社の見分け方がわからない
このような悩みや不安を抱えていませんか?
こんにちは。転職を7回以上繰り返し、キャリアアップして成り上がってきた転職上級者です。今回は、会社をダメにする社長の共通点について解説していきますね。
会社をダメにする社長の共通点にはどのようものがあるのでしょうか。
ここで働き続けていても将来性がないかも、ここに転職しても長続きはしないかもと思える会社、社長として成功しない人、会社を潰す社長には、ある程度パターンがあります。
またダメな会社にもある程度パターンがあるので、それを知っておけば就職や転職の際に見分ける目安にもなります。
この記事では、どんな社長が会社をダメにするのか、ダメな会社はどう見分ければいいのかを見ていきましょう。
会社をダメにする社長の共通点とは?
会社を力強く引っ張っていくワンマン社長もいますが、周りにYESマンしか置かないお山の大将タイプは会社をダメにする社長の共通点といえます。
批判されることが嫌いで、会社に問題が起きれば他人のせいにしたり社会や景気のせいにしたりして、部下になんとかしろと命令するだけ。
また人を好き嫌いで判断することも多く、嫌な部下が出してきた意見は検討したふりをして重箱の隅を突くような問題点を見つけ出し却下します。
ワンマン社長全員が会社をダメにするわけではありませんが、自己中心的なタイプの社長は利益を社員に分配したがらないことも多いので、ケチが多いことも少なくありません。
ケチな社長とは、自分が節約をしつつ貯蓄に勤しんでいる社長ではありません。
自分は贅沢したいけれど、他人のお金を払うのが嫌な社長のことです。
自己中心的なので、社員を苦しませても心が痛みません。
贅沢好きで傲慢で、ワンマン。
全てが揃うと非常に働きにくい会社になります。
親族経営と二代目
親族経営をしている社長も会社をダメにする共通点の1つです。
やる気がない社長、無責任な社長であることが多く、外から見ると異常な常識を持っていることがあります。
会社を次ぐ人がいないからというパターンだと、やりたくもないことをさせられているという意識があると無責任でやる気のない社長が誕生します。
それでいて会社を畳んだり、身内以外を社長にするのも嫌でなにもしないでお金をもらえるポジションは大事なのです。
とある会社に来ない二代目社長は、会社とは直線距離にして600キロメートルほど離れた場所に住んでいて、長く務めている人でも一般社員は数回しか社長を見たことがありません。
社長になったものの、会社の近くに引っ越す気は全くないので経営にはノータッチです。
それならそもそも社長を引き受けなければいいのにと思いますが、株式の大多数が親族の者ですから社員は反対することも出来ません。
やる気はないし無責任ですがお金はしっかり受け取るタイプはいい会社を作る気がそもそもないのです。
社長のモラルが低い
会社をダメにする社長の共通点は、モラルが低いこと。
バレなければ犯罪ではないと思っているので、サービス残業を強制しながらも小細工します。
税金に関しても社員には極力還元せず、それでいて利益は少なく見せることに腐心します。
販売しているものは問題なくても、知識のない人においしい面をアピールして投資信託を売ったり、シロアリや雨漏り対策が必要だと不安を煽ってリフォーム工事を取り付けたりするような会社は社長がそういう方針をとっていることが多いでしょう。
モラルが低い社長は、モラルの低い商品を扱いたがることも多いです。
例えばマルチ商法です。
会員を集めると購入費用の一定額が利益になり、さらに自分が勧誘した会員が購入するとまたお金が入ってくる仕組みでねずみ講に近いのですが、購入費用と商品の価値がかけ離れていなければ一応違法ではありません。
しかし、友達や親族、家族などから見捨てられて人生そのものが崩壊してしまう人もいます。
ダメ社長はなぜ会社をダメにする?
社長によってやる気を奪われれば、社内は居心地が悪くギスギスしていることが多いです。
それでいて一部のお気に入り社員が優遇されているので、人間関係に問題が起きやすく出来る人はさっさと他の会社に鞍替えしてしまいます。
結果ダメな社員が残ってしまうことも多く、やがては経営が悪化してしまい、改善しようにもワンマン社長が好き嫌いで改善の足を引っ張ります。
利益が上がっても社員に還元したくないので社員に決算書は公開しませんし、自分が責められたくもないので役員報酬も公開を拒みます。
ケチな社長は非常に自己中心的で、会社の経費で私物を購入する、経費で購入した会社の車をプライベートでも使う、家族の食費を経費で落とすような社長すらいます。
自分の懐が大切で、従業員にはお金を出し渋るので最終的にはブラック企業と化す危険もあります。
従業員に嫌われやすく、優秀な人材を確保しにくい会社になりやすいので、会社をダメにしてしまいます。
親族経営社長と二代目社長の場合
親族経営社長と二代目社長がいる会社は、他にも仕事をしない親族に役員報酬を支払っている可能性が高いのではないでしょうか。
まったく会社にかかっていない親族がお金を受け取っていると思うと、どんな理由があっても働いている人は面白くないと感じてしまいますから社員のモチベーションは上がりません。
社員が一生懸命会社を盛り上げようとは思えないので、だんだん衰退していくことも少なくありません。
また親族経営の場合は、身内の失敗はかばい、時には身内の失敗を身内以外になすりつけることもあります。
身内はまったく実務経験がなく役職に付いたりして、苦労もせず、失敗しても問題にはならない環境です。
身内でもシビアにという方針がない会社はどんどん親族が増長していき、社員や管理職が苦労する羽目になります。
親族経営の会社にずっといる場合は疑問を抱かないかもしれませんが、外から見ると異常な常識がまかり通っている場合があるのが親族経営です。
モラルが低い社長の場合
社会的モラルの低い社長が経営する会社は、会社の仕事そのものもモラルが低くなりがちでブラック企業にもなりやすいです。
犯罪スレスレの仕事を強制されれば、良心が傷んでまともな人はこんな会社では仕事は続けられません。
続けられる人というと、まあ軽犯罪程度なら自慢してしまうくらいの度胸がある人なら良いかもしれません。
洗脳まがいの社内ルールがはびこりやすく、社員を洗脳してしまうこともあります。
例えば、こうした会社は、アットホームで「社員みんな仲良く」をモットーにしていることが少なくありません。
飲み会の強制参加は当たり前で、中には勤務時間に入らない早出や残業が当たり前という異常さを、疑問も抱かず従っている社員がいる会社も存在します。
もともとモラルがない社長に育てられた社員は、洗脳され無料奉仕してしまうことがあるのです。
会社どころか社員を人生をダメにする上、会社そのものが訴えられる危険がある、ダメどころか、ないほうが良いタイプの会社です。
ダメな会社を見分けるには?
本物のダメ社長は、まず部下に信頼されず、社員のやる気を奪い、能力のある人が働きたいと思える会社づくりが出来ない人です。
会社をダメにしてしまう社長は、能力不足であったり、判断力がなかったり、時代を読む力がなかったりと、様々な原因から会社を傾かせてしまいます。
ですが部下に慕われていて、会社に貢献しようとする社員が多ければ、持ちこたえられる可能性は高くなりますし、上手に能力のある社員を集めて使うことが出来れば、社長自身の能力が多少不足していても会社を繁栄させることができるかもしれません。
ですから、社内の雰囲気やそこに働く社員、経営方針などを見れば、ダメ社長がいるかどうかもある程度判断出来てしまいます。
社長の人柄や能力は実際会社に入ってみないとわからない部分はありますが、ダメな会社を避ければダメな社長を避けられる可能性も高いということなのです。
次はダメな会社の見分け方のポイントを見ていきましょう。
体質が古い、あるいは体質改善に失敗している会社
例えば年功序列を大事にしている会社は、業種にもよりますが、時代に取り残されたような上司が役職に付いています。
こうした会社は覇気のない若手が多かったり、若い社員がほとんどいないこともあります。
残っているのは出世しなくてもいいや、生活出来ればいいやという人が多いので徐々に経営は傾いていきます。
ですが、古い体質を改善しようとして失敗している会社もあるので新しい人才を欲しているから安心とも限りません。
知人の会社では、紹介予定派遣で入ってきた20代後半の男性が最初から初級管理職として入社してきたそうです。
若くても出世出来る可能性がある会社というと、夢があっていいですよね。
ですがその男性はうまく仕事をこなせず、2年ほどでその部署そのものが無くなったそうです。
ダメな会社は人を育てるのが下手なので、使える人材に育て上げることが出来ず人を持て余すことがあります。
新しい人を入れれば古い体質が変わると思い込んでいる会社も実は危険なのです。
簡単に人件費を削る会社
通常は人件費削減は最終手段であるべきなのですが、簡単に人件費を削減する会社もあります。
人件費をむやみに削減したがる会社は、ブラック化する可能性もあります。
残業を禁止すれば人件費が減らせるのは誰が考えても当然のことです。
ですが残業を禁じても仕事量が同じなら家に持ち帰って仕事をしなくてはいけなくなったり、サービス残業を強いられたりする可能性もあります。
経費削減で外注していたトイレ清掃を従業員が行うこととなり、休憩時間に行うよう命じた会社もあります。
これも社員がやる気をなくすダメな人件費、経費削減です。
友人の会社では50歳定年制に変わったことで失敗したということでした。
50歳以上はパートとして再雇用になるか自主退職なのですが、再雇用になって給料が下がっても、一般職と同じ量の仕事を求められたため不満が多かったのでしょう。
転職出来る人は若い社員は離れていき、人手不足になって結局派遣社員や新入社員を入れて教育しなくてはならなくなりました。
ダメな会社についていけないなら転職活動を始めよう!
ダメな会社の場合、会社自体が改善されてよくなるということはないと思います。
特定の誰かが原因ならクビにすればよいのですが、会社全体によくない社風が染みついてしまっていることが多いので、短期間では変わらないし、ダメな会社で頑張ってきた人たちの意識を変えていくことも難しいのです。
あなたが会社を変えられる可能性は低いし、勝手に会社が変わってくれることもないので、まともな会社で働きたいと思ったら、転職を考えましょう!
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まとめ
会社をダメにする社長の共通点やダメな会社の見分け方のポイントについて紹介しました。
ほとんどの社長はもっといい会社にしたいと考えていますし、従業員に対し責任感を抱いています。
一方で会社をダメにする社長は無責任、やる気がない、二代目、親族経営などで自己中心的な人が多いです。
会社をダメにする社長の共通点とダメな会社の共通点を知って、ダメな会社で時間を無駄にしないように気をつけましょう。
会社をダメにする社長だなと感じたら、早めに転職したほうが有利ですよ。