・優秀な部下に怯えてしまう毎日にストレスが溜まる
・自分は無能なリーダーかもしれないと思うと不安
・自分が優秀な部下を潰しているかもしれない
このような悩みや不安を抱えていませんか?
こんにちは。転職を7回以上繰り返し、キャリアアップして成り上がってきた転職上級者です。今回は、優秀な部下が怖くなる理由について解説していきますね。
優秀な部下がいると怖いと感じたり何か焦りを感じたりしませんか?
あなたが部下に対して怖さや焦りを感じるのは、もしかしたら仕事ができない無能なリーダーだからかもしれません。
マネジメントの仕方によっては、優秀な部下を潰す可能性があります。
この記事では、優秀な部下が怖い理由や優秀な部下を潰す無能なリーダーの特徴について解説していきます。
もし、あなたが無能なリーダーの特徴に該当する部分が多ければ、マネジメント職に向いていない可能性がありますよ。
優秀な部下が怖いと上司が思う理由
自分のポジションを奪われるのが怖い
部下が優秀だと日々の仕事で成果を出し続けるので、いずれ出世するだろうなという予感がします。
部下が出世するタイミングで同じ部署に残る場合、上司やリーダーが二人も必要ないこともありますよね。
自分も評価される成果を出していても若手の優秀な部下の方が評価されてしまうと自分のポジションが奪われてしまうかもしれない焦りと怖いという気持ちになります。
なぜ焦るのかというと、今まで部下に対して理不尽な対応をしてしまった部分は少なからずあるため、立場が入れ替わり今の部下が上司になったときに冷たい態度をとられたり、成果を評価してくれなくなるのではないかと思うからです。
ポジションを奪われれば年収も下がるし、今後の出世は難しくなるし良いことはありません。今までの生活がガラッと変わってしまう怖さがあります。
自分よりも部下の方が人望があるのが怖い
優秀な部下は同僚からも実力を認められているため評価されています。
仕事が出来る人に限って性格も良くコミュニケーション能力が高いため人望がありますよね。
自分よりも人望がある人に対して危機感や怖さがあるということは、今の自分は仕事はできるけど人望がないとう短所を自覚しているということです。
人望がないと部下が動かないのは当たり前のことだとわかっているので、いずれ人望のある優秀な部下の意見に周りの部下が従いだすのではないかと不安になり怖くなります。
立場上まだリーダーや上司という立場ではあるものの、実質のリーダーは優秀な部下なのではないかと裏では囁かれている様で怖くなるのです。
部下の前で自分よりも良い案を出されるのが怖い
会議などの場で自分が考えてきた案よりも優れた案を発表されると上司やリーダーとして示しがつきません。
けっして自分も能力が低いわけでもなく、悪い案を出しているわけではありません。
しかし、優秀な部下が毎度優れた提案をしてくるとその他の部下たちが、その優秀な部下の意見を支持するようになっていくのです。
相対的に今のリーダーや上司の案はいつも「いまいち」という判断をされて説得力がなくなってしまいます。
いつしか存在感がなくなってしまい、主導権を優秀な部下に握られてしまうのではないかと怖い気持ちで不安になるのです。
優秀な部下が突然辞めるのが怖い
優秀な部下が辞めるという事態になれば責任を問われるという怖さがあります。
優秀な部下が突然辞めることになったら、それは今の上司やリーダーの責任です。
優秀な部下をマネジメントできなかったということで会社からは低評価を下されることになります。
部下が優秀なため辞められたことによって仕事に支障が出る可能性が高まります。
今までその優秀な部下がいたから受けられた仕事もあったわけで、残された社員の中に同等の能力を持った人がいなければ対応することができません。
引き継げる人もいないということになれば、一部の仕事は受注することができなくなるので売上が下がっていきます。
売上が下がるとうことは会社の業績が下がるということなので、今のリーダーや上司の評価が下げられる理由になります。
優秀な部下に頼られないのが不安で怖い
部下の方が優秀なので余程のことが無い限り相談をされることはありません。
部下の方も自分の方が仕事ができると思っているので、トラブル以外での相談はする必要がないと思うのです。
リーダーや上司としては部下から頼られたいと思うし、信用や信頼されたいと思うものです。
信頼関係を築けないというのは少し寂しい気持ちになるのです。
部下に頼られないということに自信を無くすと、お客様からも信頼されていないのではないかという怖い気持ちや不安にもつながっていきます。
やること全てが優秀な部下に見透かされ評価されているような気がして精神的には落ち着くことができません。
そのうち意見が割れたときに口論や喧嘩になってしまわないかと怖くて怯えてしまいます。
優秀な部下と人間関係がこじれたとき、他の部下たちはどっちの意見に賛成してくれるのか、とても不安です。
無能なリーダーや上司の特徴とは
口だけで行動力がない
いつも指示するだけで部下が困っていても何も行動してくれません。
誰でも口では何とでも言えますが、実際に仕事をしたり何かトラブルがあったときのリカバリーはやってみると難しいのです。
その難しさを理解しているのかどうかもわからないような上司やリーダーがいつも指示するだけだったり、部下が対応した仕事に対しての結果の評価についてあれこれ口出しするだけになると頼りない上司やリーダーのレッテルを貼られます。
先陣を切って上司やリーダーが自ら行動してお手本を見せたり、汗を流す姿を見せないといてもいなくても同じだと思われてしまい、部下たちもついてきません。
無能だという自覚がない
上司やリーダーでいられるのは部署の仲間の活躍や協力があるからだということに気が付いていません。
自分一人だとほとんどの仕事が遂行できないことを自覚していないので、上手くいった仕事は上司やリーダーである自分のお陰だと思い込んでいます。
自分が無能だと自覚していれば、常に同僚に感謝をして協力しながら仕事を進めることができるはずです。
そのため、大きな仕事になればなるほど協力しなければ成し遂げられないのに、上手く部下と協力できないため時々仕事で失敗を招いてしまいます。
そして失敗した場合は、その仕事に携わった部下の責任にしてしまいます。
部下からすると上手く仕事も部下もマネジメントできない上司が無能で責任をとるべきだと思うのです。
部下を育てることができない
転職してきた新人や新卒入社してきた若手の部下を育成することができません。
上司やリーダーとして直接指導して育てることができないだけでなく、他の部下に新人を指導するように計画を立てて指示して教育することができません。
上司として部下をいつまでに何ができるようにしなければいけないのかを具体的に教育プランとして作成できないので、部署内では優秀な部下が育ちにくい環境になります。
もちろん、自分で勉強して優秀な社員になる部下もいますが、しっかり教育しないと育たない部下の方が多いため上司やリーダーが教育してあげなければ戦力化しないことになり、いつまでも中堅社員の負担が増えたり、自信を無くした新人が辞めていくことになります。
上司やリーダーとしては失格ですよね。
優秀な人材を流出させていく
優秀な人材は上司やリーダーに対して尊敬できる部分や仕事で学べることがなければ次のステージに上るために次の会社を探して辞めていきます。
優秀な部下に対して上司として牽引できていないということになります。
優秀な部下と普通の能力をもった部下を同じに扱っていては、仕事で物足りなさを感じたり成長の伸び悩みを感じてしまうのです。
上司やリーダーとして優秀な部下には能力に見合った仕事を考えて上げたり、部署の移動を考えて上げるなどの行動が必要です。
何も考えて上げずにマネジメントをしているとなんの兆候もなく部下が退職をしていくことになります。
優秀な人材を失わないためにも日頃からコミュニケーションをとることが必要なのです。
計画性がなくビジョンを示さない
上司やリーダーとして部署やチームをどうしていきたいのかを一切示しません。
そのため部下たちはこれから何をどのように頑張るべきなのかが分からなくなってしまうのです。
計画性がないから行き当たりばったりの指示をしてしまうことが増えるので、仕事を進めているうちに何度もやり直すことになったり考えがコロコロ変わってしまったりで振り回すことが増えます。
ビジョンを示さないのでリーダーシップを感じられないし、自分たちの仕事にやりがいやプライドを持つことができません。
計画性やビジョンを示さないためにやる気のない部下たちになっていってしまうのです。
部署やチームに目的意識を持って活性化できないのは上司やリーダーの責任です。
数字ばかり考えて部下の気持ちを考えない
上司やリーダーとして売上などの数字を重視するのは当たり前ですが、数字ばかりのことを考えてしまい、部下の気持ちを考えないで仕事をしてしまいます。
マネジメントで大切なのは部下の気持ちを尊重することです。
結局のところ部下の能力ややる気が売上に返ってくるのです。
売上が下がってきたからと言って理由や原因を突き止めずに根性論で「何が何でも目標を達成しろ!」なんて言うと部下はやる気をなくします。
売上げが上がらないのは部下のせいではなく、商品やサービスそのものに原因があるのかもしれません。
よく調べないうちに行動に移してしまうところも無能なリーダーや上司の特徴です。
優秀な部下を潰す行為をする上司
優秀な部下に嫉妬して残業を強制する
優秀な部下の存在が時折リーダーや上司の無能さをさらけ出すことになります。
そのため優秀な部下に対して仕事の能力や人望などに嫉妬するようになるのです。
上司やリーダーの立場は部下に仕事の指示を出すことができるので、あえて優秀な部下に残業するような仕事量を与えたり、納期が短い仕事を与えて残業するように嫌がらせをします。
このようなことをしても仕事をこなした数だけ部下は成長するので、益々リーダーや上司に差をつけてしまいます。
感情に任せて残業をさせるというのは幼稚な行動でそのうち誰にも相手にされなくなるし、部下が団結してパワハラを訴えてくるかもしれません。
優秀な部下は転職先は沢山あるので辞めてしまう原因になります。
成果を出しているのに評価会議で過小評価する
定期昇給の時期には部下の目標達成に応じた評価をする会議があります。
上司やリーダーは部下全員の目標を管理しているので、誰が何の目標を達成したのかを把握しています。
評価会議の中で高い目標を達成した優秀な部下を評価せず、普通の能力の部下の方を過大評価することもあります。
優秀な部下が今以上に会社に評価されないようにするためです。
実際は評価されるべきなのに正しい評価がされなくなるので、昇給できなかったり昇格して役職に就くことができなくなってしまいます。
部下のキャリアを妨げる行為になるため未来を潰すような行動になります。
今以上に成長しないように雑務を割り振り妨害する
難しい仕事を与え続けると部下が成長していきますが、優秀な部下を潰そうとする上司やリーダーは成長を阻止しようとします。
あえて難しい仕事を与えないようにして、誰にでもできるような雑務を割り当てて仕事で成長することを妨害します。
仕事で成長して力を付けられると昇格する可能性が出てくるので、将来的に自分のポジションが奪われてしまうことを怖がっているのです。
本来は部下を成長させることが上司やリーダーとしての仕事なのです。
自分の立場のことだけを考えて部下を潰すようなことをする上司やリーダーはいずれ左遷されるのではないでしょうか。
転勤を勧めてくる
会社で転勤の話が出たときに、優秀な部下に転勤を勧めてくる上司やリーダーもいます。
転勤させることで自分のポジションを脅かす存在を遠ざけることができるからです。
無能な上司やリーダーが持っている権限にもよりますが、最悪の場合は強制的に転勤を命じます。「もし、断るならクビにする!」などパワハラ発言をしてきます。
転勤が部下のためになるのかどうかを考えて、適任者に相談することができない上司は部下から嫌われてしまいます。
部下たちも落ち着いて働けないので、密かに上司やリーダーのポジションから引きずり下ろそうとする行動に出るかもしれません。
身勝手な行動や言動は必ず制裁を受けます。
部下の手柄を横取りする
よくある話ですが、部下の成果を横取りする上司やリーダーがいます。
自分の指示で仕事をさせているとはいえ、都合よく自分の手柄にしてしまいます。
部下からすると目標を大達成した仕事に関していまいち会社からは評価されないので不思議に思うし不信感にもつながっていきます。
上司に問いただしても「ちゃんと評価している」という回答だけが返ってきて、実際は評価されていないという状況です。
手柄を横取りされた部下は一向に出世もしないし、しばらく昇給もないかもしれません。
サラリーマン人生を狂わす可能性があるので部下を潰すような行為にあたります。
優秀な社員は無能な上司の下ではいつまでも働かない
優秀な社員であればいつまでも無能な上司と仕事をしたいと考えません。
今の職場が好きならこれからも働きたいと考えるので、今の上司やリーダーを引きずり下ろして自分が役職者に就こうと考える人もいるはずです。
無能な上司は優秀な社員に支えられてポジションを維持していたようなものなので、辞められてしまうと仕事をうまくまわせなくなるので損をすることになります。
部下にどんどん辞められても、あなたの立場がないと思います。
もし、あなたがリーダーとして働くことが苦痛なら転職を考えてもいいと思います。
無理せず、あなたに合った職種で働いた方が幸せになれますよ。
実際にどのような退職理由で多くの人が辞めているのか知りたいと思いませんか?
そこで、厚生労働省のアンケート結果から、退職理由となる回答に的を絞り再集計してみました。
男性の退職理由(正規)
「能力・実績が正当に評価されない」、「給与・報酬が少なかったから」という評価や収入面の退職理由がそれぞれ16%となり、退職理由の上位になっています。
また、「自分の希望する仕事ではなかった」、「労働時間が長かった・休暇が少なかったから」という労働環境に対する退職理由がそれぞれ14%と高くなっています。
参考:厚生労働省「第6回21世紀成年者縦断調査(国民の生活に関する継続調査)結果の概況」
女性の退職理由(正規)
「能力・実績が正当に評価されない」、「給与・報酬が少なかったから」という評価や収入面の退職理由がそれぞれ17%となり、退職理由の上位になっています。
また、「自分の希望する仕事ではなかった」、「労働時間が長かった・休暇が少なかったから」という労働環境に対する退職理由がそれぞれ13%と高くなっています。
参考:厚生労働省「第6回21世紀成年者縦断調査(国民の生活に関する継続調査)結果の概況」
男女ともに上位を占めたのは、「能力・実績が正当に評価されない」、「給与・報酬が少なかったから」、「自分の希望する仕事ではなかった」、「労働時間が長かった・休暇が少なかったから」という退職理由になります。
その他、「人間関係がうまくいかなかったから」、「通勤時間が長かったから」、「一時的・不安定な仕事だったから」、「事業又は会社の将来に不安を感じたから」という退職理由になりました。
これらの退職理由で多くの人が、転職をしているのです。
部下が退職しないように気を付けましょう。
無能なリーダーや上司に当て嵌まったら改善努力が必要
上司やリーダーの立場の人は普段注意されることがありません。
そのため、成長するチャンスが無いのかもしれませんが客観的に自分を見つめなおして無能な上司やリーダーと呼ばれないように努力することが必要です。
実力のある部下が多い場合は、各自で仕事と自分をマネジメントすることができるのでリーダーなど必要ないのです。
それでもリーダーというポジションがあるのなら、無能だと思われる働きをして部下の足を引っ張らないようにしましょう。
改善する努力ができないようだとリーダーには向いていないのかもしれませんね。
もし、職場を変えないと解決できない状況なら転職も選択肢の一つです。
まとめ
優秀な部下が怖い理由や優秀な部下を潰す無能なリーダーの特徴について紹介しました。
もし、あなたが無能なリーダーの特徴に当て嵌まるなら、すぐにでも改善しないと部下を失う可能性があります。
部下より能力の低い部分や内面で劣る部分を認めるのは怖いと思いますが、しっかりと向き合うことが大切です。
優秀な部下と仕事を協力することでリーダーとしても成長できるはずなので頑張りましょう!
リーダーとして適性がないと思ったときは、あなたに合った仕事をするために転職を視野に入れましょう。