・引き抜かれる人材ってどんな人?
・有望な人材が引き抜かれると会社が傾くの?
・自分が引き抜かれるような価値があるか知る方法は?
このような悩みや不安を抱えていませんか?
こんにちは。転職を7回以上繰り返し、キャリアアップして成り上がってきた転職上級者です。今回は、引き抜きたい人材の特徴について解説していきますね。
引き抜かれる人材というだけあって、優秀な人である場合が多いです。
大企業や中企業あたりで役職に就いている仕事ができる人は、引き抜かれやすいのではないでしょうか。
優秀な人材が引き抜かれてしまうと会社には優秀な人材が減ってしまうため、会社の業績が傾いてしまわないか不安になりますよね。
残る社員が優秀な人の仕事を引継ぎしないといけないし、優秀な人が抜けるタイミングで転職したいと思う人もいると思います。
この記事では、引き抜かれる人材の特徴と有望な人材が引き抜かれると本当に会社が傾くのかについて解説していきます。
引き抜きたい人材の特徴とは?
営業力がある
営業力があるということは、仕事を獲得する能力が高いということです。
つまり、会社に対して売上貢献できるということになります。
そのため、営業力のある優秀な人材はヘッドハンティングされやすいのです。
営業力のある人は人脈も広い傾向にあるので、引き抜くだけで新しい顧客を獲得できる可能性を秘めています。
雇う側からすると、会社に売上げや利益に貢献できるし、新たな顧客開拓までできるので一石二鳥なのです。
もし、引き抜いた人から新しい顧客を紹介してもらい、協業して新しいビジネスを生み出すことができたら会社にとっては大きな成長が見込めますよね。
だから、営業力がある人材というのは重宝されるのです。
マネジメント力がある
マネジメント力がある人材も引き抜きの対象となります。
いきなり部長ポジションや役員ポジションで転職してくる人は、引き抜かれた人材と言っていいでしょう。
マネジメントというと部下の管理や育成、仕事の管理やお金の管理をイメージすることが多いと思います。
マネジメントにはそれ以外に、事業を統括して会社に対して大きな利益を貢献する組織を作る能力が求められます。
当然、リーダーシップも求められます。
会社によっては数百名を統率しなければなりませんので、難易度が高いのです。
そもそも、マネジメント経験がある人は管理職の人なので、多くの人が経験できる職種ではないのです。
だからこそ、マネジメント能力に長けていて成果を出せる人材が貴重なのです。
開発スキルが高い
IT事業に力を入れている企業が増えてきているので、AIに関する開発力やデータを分析する能力が高い人材はヘッドハンティングされやすいです。
大手企業だと優秀な技術者を確保するために新卒に対して年収1,000万円以上を払うケースもあるのです。
経験を積んで既に高い開発スキルを持っていて、開発実績がある人材なら業界内でも知名度があるはずなので、引き抜きの話が来る可能性が高くなるのです。
また、昨今は少子高齢化によって人材不足が問題となっていますよね。
IT技術を活用して誰にでもできることはAIで処理してしまえば、企業の人手不足が解消される可能性もあるのです。
人件費の削減という部分に対して、開発力がある人材は貢献することも出来るのです。
経営者視点で考えられる
経営視点で物事を考えられる人材は、もはや起業して社長になれるような人材です。
会社の中でいうと、新規事業立ち上げ責任者をやっている人がイメージしやすいと思います。
0から1を作り上げることができる人ですね。
そのようなスキルのある人は多くないですよね。
会社の売上げに大きく貢献するような事業を作ることは非常に困難なのです。
事業を作れる人は、販売価格の設定やサービスの運用に何人あてがうといくら人件費が必要になり、会社にはいくらの利益がでるのかなど、全て計算できないといけないのです。
だから事業を作れる人は、経営者視点で考えることができるのです。
そのような人材は会社に大きな売上をもたらすことができるので市場価値がたかいのです。
セルフスターターでリーダーシップがある
誰かに指示されなくても周りの状況から判断して行動できる人、それがセルフスターターです。
セルフスターターな人はリーダーシップがあるとも言えます。
セルフスターターな人は積極的に仕事に取り組んだり、課題の解決に向けて発言や行動ができるので、事業やチームを牽引する能力があり、若手や新人をマネジメントするもあるのです。
言われたことしかできない「作業者」よりもリーダーシップを持って仕事をしてくれる人の方が安心して仕事を任せられますよね。
だからセルフスターターな人は引き抜かれやすいのです。
ただ、セルフスターターかどうかは一緒に働かないとわからないことも多いので、評価されるには積極的に仕事に取り組んだ結果、どのような成果を出したのかも重要になります。
高いポータブルスキルがある
ポータブルスキルとは、ベースとなる能力のことです。
業種や職種に限定されることのない基本能力だと言うことができます。
仕事に対する取り組む姿勢や考え方、コミュニケーションスキルなどが該当します。
引き抜きされるレベルのポータブルスキルは、初めての仕事でも周りとコミュニケーションをとって、情報収集を行えて、要点をまとめて早い段階で仕事をこなせる能力です。
つまり、適応力です。
本当に仕事ができる人は、どの業界や職種になっても一定以上の成果を出せるのです。
そのようなポータブルスキルを持った人は、本質をとらえるのが得意なのでしょう。
有望な人材の引き抜きで会社が傾く理由とは?
会社の事業や労働環境に問題がある
引き抜かれるほどの優秀な人が今の会社を辞めると判断したということは、もしかしたら会社の事業が今後伸び悩んでしまう未来を予測できているか、待遇なども含めて労働環境に問題がある可能性が高いです。
引き抜きはきっかけであって、会社の成長性を考えたときにこのまま続けていてもメリットがないと判断したのかもしれません。
優秀な人材が何人も辞めて行くようなら、会社を辞めた方が良い理由が必ずあるはずなので、あなたも注意深く会社を観察しましょう。
社員には業績が好調と伝えていても、実際は業績不振で経営陣の方はバタバタしているかもしれませんよ。
難易度の高い案件を受けられない
高額な案件は難易度が高い場合もあります。
今まで難易度の高い案件を引き抜かれるような優秀な社員が対応していた場合、他の社員では対応できない状況になるかもしれません。
最悪の場合、変わった担当の力不足によってクライアントから解約の申し出が出てしまうこともあるのです。
高額の案件を失ったり、難易度の高い案件を受注できない状況になってしまえば、会社が傾く可能性が否定できませんよね。
優秀な社員に依存し過ぎていた場合は要注意です。
芋づる式に退職者が出る
エース社員ともいえるような優秀な社員が辞めた場合、他の社員も辞めてしまう可能性があります。
会社の中で尊敬できる人がいると、自分もあの人のように仕事ができるようになりたいと思うことはありませんでしたか?
その優秀な社員が後輩の尊敬するような人で会った場合、後輩は誰を目指してよいのかわからなくなり目標を失う可能性があります。
他の理由としては、残された社員が背負う業務量の負担です。
今までワークライフバランスを保って仕事ができていた人が、仕事を引き継ぐことで残業が増えてしまう場合は、辞めてしまう可能性があります。
数人の退職者が出てしまった場合は、さらに業務の負担が増えるので、辞めたい気持ちになっていくのは言うまでもありません。
ハイスキル人材の採用が難しくなる
ハイスキルな人材を採用するのは難しいのです。
どこの企業も引き抜きたくなるような優秀な人材を欲しているので、常にアンテナを張っています。
大手企業なら高額報酬で引き抜いたりすることができますが、中小企業の場合だと金銭面では引き抜きは難しくなります。
中小企業の場合は、企業理念や社風に魅力がないと見向きもされません。
自分達ではハイスキルな人材を探すことができないので、ヘッドハンターに依頼をして見つけてきたりするのですが、それもお金がかかるのです。
あなたの会社に中途で入ってきた人がズバ抜けて優秀だった例はほとんどないと思います。
本当に優秀な人は、優秀な社員がいる会社に移ってしまうのです。
会社が手放したくない人材が辞めて行ったときどうすればよい?
会社が手放したくない人材が辞めてしまった場合、会社の業績に影響があるのなら転職を考えるのも選択肢の一つです。
辞めてしまった優秀な人の穴を埋められるような人がすぐに転職してくるとは限りません。
そうなると、あなたを含めた社員全員に今までより負担がかかてくるのです。
成果を出しても給料が上がりにくくなったり、目標が高く設定されるようになったり窮屈な職場環境になることが考えられます。
そのような場合は、すぐに転職をした方が幸せになれますよ。
市場価値チェック!あなたも引き抜きたい人材かもしれませんよ
引き抜かれていく人をみて、あなた自身の市場価値を知りたくなりませんか?
引き抜きは人脈による部分も大きいので、あなたに市場価値があっても埋もれていて声がかからないこともあるのです。
でも、市場価値が高いなら、自分から行動すれば大手の企業や希望する企業へ転職が可能になるかもしれませんよ。
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まとめ
引き抜かれる人材の特徴と有望な人材が引き抜かれると本当に会社が傾くのかについて解説しました。
引き抜かれる人は社内でも認められるほどの優秀な人が多いですが、それはアピールの仕方次第かもしれませんよ。
あなたが社内で優秀な部類なら、いつでも引き抜かれる可能性を秘めているのです。
もし、働きたい企業があるのなら引き抜かれるのを待たずに自分から行動していきましょう。