・妊娠後の立ち仕事を辞めるタイミングがわからない
・妊娠したら上司に相談すべきか迷っている
・妊娠後の立ち仕事で気を付けることがわからない
このような悩みや不安を抱えていませんか?
こんにちは。転職を7回以上繰り返し、キャリアアップして成り上がってきた転職上級者です。今回は、妊娠したら立ち仕事は何ヶ月までできるかについて解説していきますね。
妊娠は病気ではありません。
そのため、お腹の中に赤ちゃんができたからと言って、それまでの仕事をすぐに辞める必要はありません。
しかし、仕事の職種や働き方、また妊娠の経過状態によっては、出産まで仕事を続けることが難しくなってしまう場合もあります。
特に、立ち仕事をしている人にとっては、何ヶ月まで働けるのかは気になるところではないでしょうか。
この記事では、立ち仕事という仕事に限定して、何ヶ月まで働けるのかを検証しています。
妊娠したら何ヶ月まで働けるのか?
妊娠すると、お腹が大きくならない初期の段階でも、女性の体内ではホルモンバランスが変化するので、いろいろな体調の変化が現れます。
例えば、初期のことだとつわりによって吐き気がしたり、だるさや眠気などを感じることが多いでしょう。
中期に入れば、そうした不快な症状は治まることが多いのですが、少しずつお腹が大きくなるため、立ちっぱなしの仕事をしているとお腹が張って苦しくなったり、足がむくんでパンパンになりやすくなってしまいますよね。
さらに、出産が近づくとお腹はとても大きくなるので、腰に負担がかかり、立ちっぱなしの仕事をしている人だと腰痛がひどくなるという人もたくさんいます。
デスクワークをしている人なら、妊娠しても仕事をそのまま続けることに問題はありませんし、出産予定日の2週間ぐらい前まで働いた後で、出産休暇や育児休暇などを取得して、同じ職場に復帰するということも可能です。
立ちっぱなしの仕事をしている人は体調次第
デスクワークの人でも、仕事中には疲れたからと言って横になれるわけではありませんよね。
そのため、仕事の途中でお腹が張って苦しくなることはあります。しかし立ちっぱなしの仕事をしている人は、デスクワークをしている人よりも労働環境は妊婦さんにとっては過酷と言えるでしょう。
立ちっぱなしなので下半身はむくみやすくなりますし、お腹が張っても座ることが難しいのはきついものです。
立ち仕事に従事する妊婦さんでも、何ヶ月まで働けるという点においては、体調に問題がなく仕事を続けられる人なら出産予定日の2週間前までは働くことは可能ですが、きつくなってきたら自分で判断してお休みをもらうことも検討したいですね。
立ちっぱなしの仕事でも9カ月まで続ける人は多い
立ち仕事でも、正社員だと出産のギリギリ9カ月まで続ける人はたくさんいます。
その理由は、やはり出産の後には職場に復帰したいからですよね。
それに、続ければ育児休暇などももらえる職場は多いので、育児に専念する期間をもらえるということは、働く女性にとっては大きな魅力ですね。
妊娠中に立ち仕事するとお腹に影響はある?
妊婦さんが立ちっぱなしの仕事をしても、それが流産や早産を引き起こすということはありません。
しかし、流産しやすい体質の人や早産気味の人にとっては、立ち仕事はご法度ですね。流産は妊娠初期に起こりやすいトラブルの一つで、出血や腹痛などの症状が起こります。
放置するとそのまま流産してしまうので、妊婦さんは横になって絶対安静の状態でいなければいけません。
これは立ちっぱなしのお仕事だけではなく、デスクワークの場合にも言えることなので、どんな仕事をしている人でも、切迫流産になったらすみやかに仕事をお休みするようにしましょう。
切迫早産の場合には、子宮口が開きやすくなっていることが健診で分かるので、医師から立ち仕事はしないようにと注意を受けます。
医師から一筆書いてもらえるので、デスクワークにしてもらえるお仕事なら、働き方を変えることで出産ギリギリまで働けます。
もしも難しい場合には、長期休暇を取得するという選択肢があります。
何ヶ月まで働けるかはあくまで目安
妊娠中の体調は、人によって大きく異なります。
そのため、周囲の先輩妊婦さんがいつまで働けたから自分も大丈夫ということは、誰にも分りませんよね。
昨日まで健康だった妊婦さんでも、今日から切迫流産が始まってしまうかもしれませんし、妊婦健診で切迫早産を指摘されるかもしれません。
そのため、何ヶ月まで働けるかという数字はあくまでも目安として、自分の体調と相談しながら、いつまで働くかを決めたいですね。
上司には前もって相談しておくべし
妊婦さんは、いつどんなことで体調を崩して入院しなければいけないか分かりません。
そのため、万が一出社できない事態になった時のケーススタディについては、上司にあらかじめ相談しておくことをおすすめします。
お休みを有給でカバーできる人なら、お休みしてもお給料を通常通りに受け取ることができますけれど、有給を使い果たした場合には、お休みしている分はお給料ナシと言うことになります。
その辺も職場の上司や担当部署からきちんと説明があるので、安心してくださいね。
妊娠して立ち仕事を辞めるタイミングはいつがベスト?
妊婦さんとしても働けるうちは働きたいけれど、出産したら育児に専念したいから仕事はやめたいという人はたくさんいます。
何ヶ月まで働けるのか、そしていつ辞めるのかというタイミングは人によって考え方が違うので様々ですが、もしも出産手当金を受け取りたいなら、辞めるタイミングはきちんと計算したほうが良いですね。
出産手当金というのは、出産の際にお給料の3分の2をもらえる手当金のことで、条件を満たせば退職した人でも受け取ることができます。
満たさなければいけない条件はいくつかあって、自分が働く会社の健康保険に加入していて、勤続年数が12ヶ月以上であること、また退職日が出産予定日の42日以内であることなどがあります。
その他には、仕事を続ける場合には育休中には会社から給料が出ないことが条件だったりするので、もしも辞めるタイミングで迷っている妊婦さんがいたら、ぜひ条件に合うかどうかをチェックしてみてくださいね。
出産手当金はいくらもらえるの?
出産手当金は、出産予定日の42日前から出産後56日までと決まっています。
つまり、この期間の妊婦さんはお仕事ができずお給料が入ってこないので、その代わりを健康保険で補填しましょう、というものですね。
具体的にいくらもらえるかという点については、出産前に受け取っていたお給料の金額によって変わります。
出産前の給料明細を見ると、基本給や手当など、たくさんの項目がありますよね。
このうち、出産手当金は基本給の3分の2が支給されます。
交通費とか食事手当、住宅手当などは出ないので注意してくださいね。
また、普段からたくさん残業をしていて残業手当が結構あったという人でも、出産手当には残業手当の分は考慮されません。
出産手当金は自分で手続きをしなければいけない?
出産するタイミングで退職する際には、職場によっては出産手当金の手続きまで代行でやってくれるかもしれません。
しかし場合によっては出産後に自分で手続きしなければいけないこともあるので、退職前に職場に確認しておきましょう。
健康保険の出産手当金支給の申請用紙は、全国健康保険協会のホームページからダウンロードすることができ、どの企業に勤めていた場合でもフォーマットは同じです。
もしも自分で手続きする際には、必要な部分を記入した後、医師や事業主が記入する項目もあるので、効率よく手続きするなら、事前にフォーマットを準備して記入できる部分を記入し、出産したら入院中に医師に記入してもらうのがおすすめですね。
職場によっては、退職前に雇用主の記入部分を書いてくれる所も多いので、相談してみてください。
妊娠後の立ち仕事で気をつけること
立ち仕事をする妊婦さんは、体に異常がなければ何ヶ月まで働けるのかを気にせず、普段通り出産が近づくまで仕事を続けても問題ありません。
しかし、妊婦さんは体が疲れやすくなっているので、くれぐれも無理をしないように気を付けてくださいね。
普段は立ちっぱなしの仕事をしている人でも、機会を見つけてできるだけ座ったり横になるように工夫したり、自宅ではお風呂の湯船でリラックスする習慣をつけるなど、工夫次第でツライ時期を乗り切ることができます。
また、立ちっぱなしの仕事に関わらずどのような仕事でも、不正出血が合った場合には、切迫流産や切迫早産のリスクがあるので、速やかに医師に診てもらうようにしてくださいね。
そのうち止まるだろう、なんて様子を見ていると、どんどん出血がひどくなって入院しなければいけなくなりますし、流産や早産してしまうかもしれません。
妊娠中に出血があったら、基本的にはすぐに医師に診てもらった上で、出血が収まるまでは寝たきりの絶対安静の状態でいることが必要です。
お腹が張ってつらい時にはどうする?
妊婦さんは、お腹が大きくなるにつれて、お腹が張る機会が増えてきますよね。
お腹が張るとつらいので、できれば仕事中でも椅子に座らせてもらって、お腹の張りが収まるまではしばらく安静にしていてください。
立ちっぱなしの仕事をしている妊婦さんでお腹の張りが頻繁に起こる場合には、医師に相談するのもおすすめです。
もしかしたら張り止めのお薬を出してもらえるかもしれませんし、デスクワークにするようにと職場に対して一筆書いてくれるかもしれません。
一人で抱えこまず、医師や上司に相談しながら乗り切りたいですね。
まとめ
妊娠したら立ち仕事は何ヶ月まで働けるのか、影響や気をつけることについて紹介しました。
妊娠しても、体調が良ければ仕事をそのまま続けて問題ありませんし、法的には出産予定日の2週間前までは働くことができるので、ギリギリまで働く妊婦さんもたくさんいます。
しかし、出産前に辞めようかなと考えている人は、出産予定日42日まで頑張れば、出産手当金としてお給料の3分の2を受け取ることができます。
そうした点も総合的に考えながら、パートナーと相談しながら何ヶ月まで働けるかを決めたいですね。
妊婦さんが仕事を続ける場合でも、無理しすぎないように気を付けることは大切ですし、気になることはすぐに医師や上司に相談してくださいね。