・職場にいる嫌な上司の対処法がわからない
・嫌な上司を潰したくてしかたない
・標的にされて上司の潰されそうになっている
このような悩みや不安を抱えていませんか?
こんにちは。転職を7回以上繰り返し、キャリアアップして成り上がってきた転職上級者です。今回は、嫌いな上司を潰す方法について解説していきますね。
理不尽に怒鳴られたり、無理を押し付けてきてフォローもしなかったり、ネチネチ嫌味を言ってきたり……あまりにも腹が立って、この上司どこかへ居なくなってくれないかなと考えるくらいは人間なら当然です。
ですがほとんどの人は泣き寝入りして、無理だと感じたら静かに自己都合で会社を辞めていきます。
なぜかと言うと、戦う気力すら奪われてしまうことが多いからです。
気力がなくなってしまう前に、嫌な上司を潰す方法を考えてみてください。
上司は本当に潰すべき相手なのか?
嫌な上司を潰す方法を考える前に、上司への恨みが筋違いなものではないか考えてみましょう。
パワハラ冤罪もこの世の中にはあるからです。
冤罪で処分されれば上司が逆にあなたを訴える可能性もありますし、あなたのほうに問題行動があれば自分が飛ばされたり解雇されたりする危険もあります。
自分にとって都合が悪いからという理由で上司を敵視してはいませんか?
普段無断欠勤したり、仕事をサボったりしてはいないでしょうか。
逆恨みの場合は自分こそが正義だと思い込みしやすいので、上司のどんな部分が嫌なのか、腹が立つのか一度冷静になって考えてみましょう。
遅刻やおしゃべりが多かったり、嫌面倒な仕事は手を抜いたりしているなら、上司にとってだけではなく他の同僚にとっても悪いのはあなただと認識されているはずです。
この場合、協力者や味方を見つけることが難しいですし、客観的な証拠もないでしょうからどんなに腹が立っていても潰すことは難しいです。
訴える側に問題がある場合もある
訴える側に問題があったケースを紹介します。
残業を減らす取り組みを行っている製造業の会社では、残業は申請しなければいけないという仕組みをとっていました。
以下、パワハラを訴えた人をAさん、訴えられた側をBさんとします。
最初は、Aさんは残業申請を行わず、それでいてタイムカードを押す時間が人よりもずっと遅く、サービス残業を押し付けられているのではないかと問題になったそうです。
Aさんに事情を聞くと、Bさんに残業申請を却下される上に、嫌味を言われ、パワハラを受けていると訴えました。
先に話しておくと、BさんはAさんの直接の上司ではなく、同じ部署で異なる仕事を担当している初級管理職で残業申請には関わりがありません。
Bさんに話を聞くと、Aさんの仕事が上がってこないと帰るに帰れず、急かしたことがあるという話でした。
Bさんは出荷管理を行っており、その日の出荷予定が終わらなければ仕事も終えることが出来ないため、つい直接文句を言ってしまったそうです。
パワハラやいじめの捏造はNG
上記の例では、最終的に訴えたAさんのほうが左遷されてしまいました。
Aさんは残業が必要なほどの仕事量は与えられておらず、通常なら残業は発生しない状態でした。
要領が悪く時間内で仕事がこなせないわけでもなく、頻繁にトイレにいって長い時間戻ってこないこと、更衣室でお菓子を食べたりスマホをいじったりして時間を潰した上でタイムカードを押していることなどがわかったそうです。
残業費を稼ぎたいAさんは、急かしてくるBさんが邪魔で、カラ残業の発覚を恐れて気に入らないAさんに責任を押し付けようとしたのです。
Bさんの急かし方も嫌な言い方だったかもしれませんが、問題行動を起こした証拠や複数の証言があれば、パワハラやいじめだと認められる可能性はもちろん少なくなります。
自分にとって都合よく振る舞ってはくれないからと大げさに悪口を言ったり嘘も交えて相手の嫌な部分を攻撃してしまえば、自分のほうが問題社員になってしまいます。
嫌な上司なら遠慮なく潰す方法を考えよう
逆恨みでパワハラやいじめの冤罪をふっかけてしまう困った人もいますが、上司や先輩が許せない、どうしても嫌いという人のほとんどは、相手に問題があるケースがやはり多いです。
立場が上ですから、問題行動が悪化しやすいからです。
間違いなく問題になるのは、パワハラ行為。
中でも大きな問題は暴行・傷害です。パワハラを通り越して犯罪ですね。
その他定義としては、侮辱行為や脅迫なども含まれますし、仲間外れや無視といったいじめ行為も該当します。
無理な量の仕事を押し付けられたり、逆に能力があるにもかかわらず雑用しかさせないなどもパワハラです。
また、あまりにもプライベートに踏み込みすぎるのもパワハラとみなされます。
有給休暇を申請したら何のためか答えなければ申請させなかったり、旅行なすると言えば誰と行くのか、いつ出発するのかなどしつこく追求してくるような場合などです。
こうした行為に心当たりがあるなら遠慮なく潰してあげましょう。
部下を潰してしまうクラシャー上司・サイコパス上司に洗脳されるな
クラシャー上司とは、部下を育てることが出来ず潰してしまう上司のことです。
本人は仕事が出来て発言力があるため、パワハラを受けたと訴えても本当なのかと疑われることもあります。
また、基本的には体育会系気質で根性論を好み、いろんな理屈で部下を攻め立てて自分の非ではなく部下に非があると大きな声で訴える厚顔さが特徴です。
サイコパス上司とは、ほぼ意味はクラシャー上司と同じなのですが精神的な問題を抱えた上司のことです。
ただ、普段の言動が穏やかだったりユーモアがあったりして、一見しては心の闇に気付かれないタイプです。
これらクラシャー上司・サイコパス上司に目を付けられてしまうと、被害者は「自分が悪いのかもしれない」と思い込む危険があります。
クラシャー上司・サイコパス上司と遭遇は事故のようなもの。
大人しくしていればやり過ごせる、もっと出来る部下になればかわいがってもらえる、自分が至らないせいだ……などと自分を追い詰めてしまわないでください。
嫌な上司を潰すには証拠が重要
潰すために何より大切なのは証拠を積み上げることです。被害者がなぜ証拠を集めなければいけないかというと、単純に冤罪を避けるためです。
具体的な証拠の集め方は、レコーダーやメモなどで、どんな時に嫌なことをされたのかしっかり記録してくという方法。
メモというのは、日付や時刻と一緒に、こんな状態でこんなことを言われた、こんなことをされたなど、嫌だったことを書いていけばいいだけです。
ボイスレコーダーは長時間用のものを録音スイッチを入れて持ち歩き、証拠が録音できたら保存しておくと良いでしょう。
嫌なことを振り返るのは辛いですが、それが嫌な上司を潰せる手段になるかもしれないと思えば続けられるでしょう。
また精神的に追い詰められてしまい心療内科などにお世話になった時は診断書を出してもらいましょう。
退社する場合や求職を求める場合にも診断書は役立ちます。
そして自分の訴えが信用されやすいよう、誠実に仕事に取り組んで嫌な上司以外からは信用されることも必要です。
嫌な上司を具体的に潰す方法
証拠が集まれば人事に相談したり、嫌な上司のさらに上司に相談してみましょう。
労務管理を行う人事は、簡単に言えば社員が気持ちよく働けるようにするのが仕事ですから人間関係の問題も人事の担当です。
嫌な上司とさらに上の上司が馴れ合っていないなら、上司より上の役職にある立場にある人に訴えてみるのも良いでしょう。
証拠を積み上げてからなら、仮に上司の上司が握りつぶそうとしても人事や労基に訴えればいいだけなので損はしませんし、下に威張るタイプの人は上から圧力をかけると簡単に従うこともあります。
嫌な上司を潰す方法はある?出来るの?と不安を感じるかもしれません。
ですがただ逃げてしまえば、今度は他の誰かが被害者になるかもしれません。
潰してやりたい!と強い気持ちがあるなら、抵抗していきましょう。
パワハラを長引かせても、得することはありません。
上司を移動させる、ひどい場合は懲戒解雇させる、というのが正しい嫌な上司の潰し方です。
勇気を出して声を上げることも嫌な上司を潰す方法
いきなり人事に駆け込んだり労基に訴えたり出来ない場合も、「嫌なことをされている」という事実を声に出してください。
言う相手は周りにいる同僚や違う部署の友達でも良いですし、上司に直接言っても構いません。
訴えることで味方が増える可能性は高いでしょうし、他にも被害者が見つかれば協力しあうことも出来ます。
威圧的なタイプは、下は逆らわない生き物だと思いこんでいますから、やめてくださいと声を上げるのも良いです。
ビクビクしていると余計いい気になって自分を特別だと思い込みます。
泣き寝入りをすれば、あなた以外にも犠牲者が増えるかもしれません。
そのくせ基本的に他人からの攻撃に怯えている人が多いので、小さな反撃で大人しくなることもあります。
パワハラ・セクハラ・モラハラタイプの上司は、狭い範囲でのみ通用するお山の大将です。
さらに上の人が出てきたり、悪評が広まり味方がいなくなったりすれば、ボス猿ではいられなくなります。
気持ちよく嫌な上司を潰す方法
ただもう上司とは関わりたくないと退職を希望する人もいるでしょう。
その場合もっとも気持ち良く嫌な上司を潰す方法は、会社の中で嫌な上司がいなくても仕事が回るくらいに自分が「出来る人」になってから退社する方法です。
仕事がうまくいかなくなれば自分への過信が薄れるでしょうし、仕事の質が下がれば降格されたり左遷されたりする可能性もあります。
私の知人はもともと途中入社で入ってきた管理職のフォローを任されたそうですが、後にお気に入りの部下を出世させるため部署異動になり結局退社したそうです。
自らフォローしてくれる部下を失った上司は、仕事が回らなくなって2年後に一般職に戻ったとのことでした。
この場合は故意に行ったわけではありませんが、自分がいないと困るくらい出来るようになってから退社すれば、見返すことが出来て、落ちぶれていく上司を笑うことが出来るでしょう。
嫌な上司を潰す方法は、直接的な行動だけではないのです。
上司を潰すよりも転職活動を始めよう
上司を潰したいと思っても潰せないこともあるし、潰そうとする過程であなたが悪者になってしまうこともあり得ない話ではありません。
上司を潰したとして、その会社に残って働き続けたいですか?
会社に対しても不信感や不満があるのなら、いつか転職することになると思います。
上司を潰すより転職した方が良いと考えるなら、転職活動を進めておきましょう。
辞められては困るタイミングで転職すれば、上司に一矢報いることができると思います。
まとめ
嫌な上司はどこにでもいるものです。
逃げ出しても、新しい職場にも新しい嫌な上司がいるかもしれません。
問題のある上司なら、証拠を積み上げ正当な手段で遠慮なく潰してあげましょう。
戦えない場合でも、味方を作れば勇気が湧いてきますし、他の被害者と手を組むことも出来ます。
辞めようと決めたなら、上司の仕事を奪うくらいの勢いで優秀になって、きれいさっぱり辞めてしまうのも気持ち良い復讐になりますよ。