・給料が上がらなくて会社を辞めようか悩んでいる
・給料交渉の言い方のコツやタイミングがわからない
・給料交渉の仕方がよくわからない
このような悩みや不安を抱えていませんか?
こんにちは。転職を7回以上繰り返し、キャリアアップして成り上がってきた転職上級者です。今回は、給料交渉の言い方やコツについて解説していきますね。
会社に対して社員がお給料を上げてほしいと交渉することは、決して間違っていることではありません。
しかし日本の会社では、あまりそういう話は聞きませんし、一般的でもありませんよね。
その理由は、もしもお金のことを持ちだしたら、社内における自分の評価が下がってしまうのではないかと考えたり、嫌らしいと思われるのではないかという心理が働いたりしているのかもしれません。
しかし、サラリーマンとして働く人でも、やり方を工夫すれば年収をアップすることは可能です。
この記事では、給料交渉の言い方や交渉の仕方について紹介していきます。
給料交渉の言い方
月給や年収をアップしてほしいという気持ちは、会社で働く人なら誰でも持っていますよね。
しかし、それを実際に会社に対してアプローチできるかどうか、また認めてもらえるような言い方を知っているかどうかによって、結果は大きく異なります。
会社に対して月給アップをアプローチする際には、何よりも事前のリサーチが必要不可欠です。
例えば、「会社に貢献しているから」といった漠然な理由ではなく、マーケットの水準と比べて自分の年収がどのぐらい低いのかというデータを提示した言い方ができれば、会社側を説得しやすくなりますよね。
自分が持っているスキルを他社に持っていくとどのぐらい稼げるのかという金額を具体的な数字として引き合いに出すことで、会社にとって自分は待遇を良くしても手放したくない存在だと思わせることが、成功のコツと言えるでしょう。
自分のスキルに自信がない時の言い方
年収をアップしたいけれど、会社にアプローチできるほど自分のスキルに自信がないという人は、まずはスキルアップから取り組むのが基本ですね。
スキルを持たない人材がいくら会社に年収アップを要求しても、なかなか受け入れてもらいにくいからです。
言い方を間違えれば、「イヤなら辞めてくれて結構です」なんて言われかねません。
会社とケンカをするために年収アップをお願いしているわけではないので、会社が「この人にならもっと給料を払ってもいい」と思える状況や環境を作りたいですね。
上手くいかなくても気まずくならない方法を検討するべし
こうしたお金に関する要求などは、必ず成功するというわけではありません。
時には失敗することもあるものです。
もしも上手くいかなかった場合でも、その後なんとなく気まずくなってしまうという事態は避けたいですよね。
そのためには、職場での立場が悪くなったり気まずくならないような工夫と策が必要ですし、会社がNOと言えないようなデータ収集や事前のリサーチが役立つのです。
給料交渉のタイミングは?
会社に年収をアップしてくれるようにお願いするタイミングは、自分の仕事や役割が大きく増えたタイミングが理想的です。
仕事の量が増えたのだから、待遇もアップしてほしいと交渉しやすくなりますよね。
もしもそんな絶好のタイミングがあったなら、ぜひ上司に時間をとってもらい、会議室のように他の人がいない場所で、年収アップのアピールをしてみてはいかがでしょうか。
急に仕事が増えたというタイミング以外にも、給料交渉しやすいタイミングはあります。
それが、年に一度の人事評価や業績評価というタイミングですね。
この場合にも、ぜひ良いタイミングを見計らって上司に直接アピールをしてみてはいかがでしょうか。
こうしたきっかけが何もない時でも、会社を説得できれば年収や月給をアップしてもらうことは可能です。
その場合には、「どうして急にそんなことを考え始めたのですか?」なんて質問される可能性があるので、きちんとしたデータを用意した上で、会社と対等に話せるように準備しておくことが大切ですね。
企業が報酬を見直すタイミングを狙おう
企業によって時期は異なりますが、会社はそれぞれ年に1回~複数回、社員の報酬を見直す時期があります。
社員の報酬が決まった後に話し合う場を設けてもらったとしても、それは後の祭りですよね。
タイミング的には、会社が報酬を見直す前にアピールするのがコツです。
どの時期に報酬の見直しが行われるかについては、会社の人事や上司などに確認すれば教えてもらえるのではないでしょうか。
急かすのは良くない
いくらタイミングが良くても、こちらが報酬アップを要求したときに二つ返事でOKしてくれる会社は、そう多くはありません。
たいていの場合には、良い返事だったとしても「言い分は承知しました。前向きに検討します。」ではないでしょうか。
今すぐに返事が欲しいと思っても、急かすことは逆効果ですし、会社を怒らせてしまう結果にもなりかねません。
前向きな返事がもらえたらよしとする事も、報酬アップのアプローチでは大切なコツですね。
給料交渉のコツ
会社に報酬アップの要求をする際には、いくつかのコツがあります。
コツを抑えてもなかなか成功しないことはありますが、ポイントを抑えずにアピールをしても、成功率は低いですよね。
成功して年収アップを勝ち取るための1つ目のコツとしては、自分の中で発想の転換をするという点です。
これまでは会社に対して「働かせてくれてありがとう」という気持ちを持っていた人でも、「自分の能力に見合った対価が欲しい」という考え方を持ちましょう。
もしも自分の市場価値が現在の収入よりも高いのなら、たとえ会社から年収アップを断られたとしても、最悪の場合、転職すれば年収をアップすることができますよね。
そのぐらいの覚悟と意気込み、そして自信を持つことが、年収アップの要求に成功するコツなのです。
2つ目のコツは、言い方を工夫するという点です。
ただお給料をアップしてほしいというだけでは、会社としてはYESという理由がありませんよね。
そのため、会社にアピールする際の言い方も、自分の要求を最初に提示した上で、それを裏付けるデータなどを引き出しながら会社が納得できるような言い方を工夫すると良いでしょう。
自己評価は客観的かつ正確に
年収アップ交渉のコツは、自分自身の自己評価がとても重要なポイントです。
報酬をアップしたいために過大な自己評価をする人は多いものですが、それでは会社を説得することは難しいものです。
できるだけ客観的に自分を評価し、市場価値を冷静かつ正確に見極めることで、会社にとっては「もう少し報酬をアップしなければ、この人材を引き留めておくことは難しいだろう」と思わせるのです。
メールや書面でのアピールは可能?
給料交渉は、メールや書面、電話などで行うよりも、できるだけ対面で直接行うのがコツです。
その理由は、その場の雰囲気や空気に合わせて言い方を工夫できますし、会社を納得させられる可能性が対面の方が高いからですよね。
メールや書面だと一方的な要求となってしまうので、突き返されて終わりという結果になりかねません。注意してくださいね。
給料交渉が決裂したらどうなる?
報酬アップのアピールは、必ずしも成功するというわけではありません。
仮に自分の市場価値を正しく評価し、会社側が納得してくれたとしても、会社には会社の事情がありますよね。
例えば業績が不振だから社員の報酬アップは難しいという状況なら、いくらアピールしても自分だけ報酬をあげてもらうことは難しいでしょう。
社員の収入を上げるということは、自分のアピール次第というわけではないという点は、あらかじめ理解しておきましょう。
もしも上手くいかずに「無理です」と言われた場合でも、その理由を会社がきちんと説明してくれれば、後から気まずくなってしまうとか、職場にいづらくなるということはありませんね。
もしも自分のアピールが正当だけれど会社の都合で収入アップが難しいなら、会社側は希望をかなえられない理由を説明してくれることが多いものです。
しかし、アピール時の言い方が悪かったり、会社を不快にさせるような言い方をしてしまうと、決裂するだけでなく、その後職場にいづらくなってしまう可能性があります。
年収アップの要求をする際には、そうした最悪の事態も想定した上で、慎重に準備をしてアピールすることが大切です。
最悪の場合には転職することも視野に入れよう
もしも職場にいづらくなってしまったり、会社が全く理解を示してくれずに満足できない結果に終わった場合には、転職することも視野に入れておきましょう。
報酬をアップしてほしいとリクエストしても必ず聞き入れられるわけではありませんが、話を聞いたうえで会社側の事情を説明されて「難しい」と断られるのと、こちらの能力やスキルを全く評価してもらえずにけんもほろろに断られてしまうのとでは、後味が大きく異なりますよね。
会社にアピールしても無駄だと判断したなら、自分をもっと高く評価してくれる職場を見つけて転職するという選択肢もアリです。
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実績を上げて再交渉もアリ
もしも会社を納得させられずに決裂に終わったとしても、もっと仕事を頑張って実績をあげた上で、再び報酬アップをリクエストするという方法もあります。
会社との話し合いで「実績を出してから出直してこい」ということを言われた人なら、まさにこの方法によって次に話し合いをする時には報酬アップにつながりやすいのではないでしょうか。
まとめ
給料交渉の言い方やコツについて紹介しました。
会社で働いていると、自分を働かせてくれることに感謝の気持ちを持つことは大切ですよね。
しかし会社と労働者は、労働者が労働力やスキルを提供し、会社はそれに見合った対価を支払うという対等な関係にあります。
そのため、もしも自分の市場価値が現在の報酬よりも高いと思ったら、報酬アップを要求しても良いのではないでしょうか。
ただし、言い方やタイミングなどによって結果が大きく変わるので、その辺は事前にシッカリとリサーチをしたりデータ収集をした上で、慎重かつ冷静にアプローチすることが大切ですよね。